展覧会/イベント

壮観!ナゴヤ・モザイク壁画時代
INAXライブミュージアム

壮観!ナゴヤ・モザイク壁画時代

2021.11.06(Sat)~2022.03.22(Tue)

INAXライブミュージアムでは、11月6日(土)~2022年3月22日(火)まで、企画展「壮観!ナゴヤ・モザイク壁画時代」を開催します。


ひとつの壁を覆いつくすほどの大画面。近づけば、タイルやガラス、石の小さなパーツが無数に並ぶモザイク壁画です。点描画のように彩られた建築装飾は、たとえそれが大胆な構図であっても、時間とともに不思議と日常の風景に溶け込んでいます。
高度経済成長期、名古屋とその周辺ではさまざまなモザイク壁画による装飾文化が華ひらきました。その背景には、無機質な鉄筋コンクリート造の新しい建物を装飾する需要が全国的に増えたことに加え、この地域には、常滑や瀬戸、多治見など日本有数のやきものの産地や、岐阜には大理石を扱う矢橋大理石商店(現・矢橋大理石)があったことも関係しています。建築家・村野藤吾が手がけた旧丸栄百貨店本館外壁、画家・矢橋六郎による愛知県庁西庁舎ロビー、画家・北川民次による建築と一体となった瀬戸市立図書館の壁画――これらはそうした時代の中でつくられてきました。半世紀もの時を経て建替えなどにより失われたものも少なくありませんが、その輝きは今もなお色褪せることはありません。


本展では、1950年代後半から70年代にかけて、ナゴヤのモザイク壁画黄金期につくられた珠玉の17事例を撮り下ろした写真のほか、中部日本ビルディング(旧中日ビル)の天井画(部分)、そして当館が収蔵しこの度初披露となる旧ホテルナゴヤキャッスルや、旧カゴメビルのロビーの壁画(いずれも部分)などを実資料とともに紹介します。どれも素材の表情、巧みな色使い、密度の高い手仕事に目を見張ることでしょう。
この街の魅力のひとつである、豊かなモザイク壁画の世界を、土とやきものの歴史や文化を伝えるINAXライブミュージアムでぜひご堪能ください。


壮観!ナゴヤ・モザイク壁画時代
【会 期】2021年11月6日(土)~2022年3月22日(火)
【会 場】INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」企画展示室
【休館日】水曜日(祝日の場合は開館)、2021年12月27日(月)~2022年1月5日(水)
【観覧料】共通入館料にて観覧可 (一般:700円、高・大学生:500円、小・中学生:250円)
【主 催】INAXライブミュージアム【企 画】INAXライブミュージアム企画委員会
【展示協力】カゴメアクシス株式会社、中部日本ビルディング株式会社、株式会社ナゴヤキャッスル、株式会社丸栄
【展示デザイン】+建築設計 田代朋彦 【会場グラフィック】kobito inc.


関連冊子『壮観!ナゴヤ・モザイク壁画時代』
11月6日発刊予定 定価550円(税込)p34 全カラー頁
1950年代後半から70年代にかけて、ナゴヤのモザイク壁画黄金期につくられた逸品を原画作家別に、ディテールにまで迫った一冊。矢橋六郎、北川民次、脇田和の作品については、モザイク作家である喜井豊治氏の解説付きです。施設の取り壊し等で現存しないモザイク壁画も、この冊子がかつての記憶を呼び覚ましてくれるでしょう。
執筆者:喜井豊治(モザイク作家、アトリエING主宰)、高橋綾子(美術評論家・名古屋造形大学教授)
*INAXライブミュージアム内ショップのみでのお取り扱いになります。
ぜひ展覧会ご見学の際にお買い求めください。


展覧会関連イベント: トーク「ナゴヤのモザイク壁画めぐり 見つけて見つめて魅力再発見」
講師:森上千穂(モザイク愛好家)
開催日時:2022年1月29日(土)17:00-18:15
参加費:1200円(税込)*入館チケットおよび展覧会関連冊子付き
定員:20名*応募多数の場合は抽選
申込受付開始日:2021年11月15日(月)
お申込みフォーム ※11月15日にリンクを公開します


≪トークの内容≫
森上さんは、名古屋市内を中心にモザイク壁画を巡るツアーの企画やガイドとして活動されている「モザイク愛好家」です。
今回は、大垣市出身の洋画家・矢橋六郎による愛知県庁西庁舎の大壁画(現存)をはじめとする傑作を写真で巡りながら、専門家も目を見張るほどの知識とモザイク愛で、モザイク壁画の魅力と見どころをお話ししていただきます。


講師:森上千穂(モザイク愛好家)
名古屋市出身。タイルクラフト制作がきっかけで建物に施されたタイルやモザイク壁画に興味を持つ。矢橋六郎氏のモザイク作品集を見て、名古屋をはじめ各地に今も残るモザイク壁画が、建物と共に姿を消す前に!と、壁画をめぐるまち歩きツアーを企画、ガイドも務める。モザイク制作やタイル施工を習ったり、タイルの産地多治見市笠原町で、地元の女性たちがボランティアで活動するモザイクタイルアート制作にも参加している


<注意事項>
■開催中、弊社の記録用に撮影をいたします。
■開催中の画像を、弊社の広報媒体(公式WEBサイトやSNS等)に公開する可能性があります。


【お問合せ】
INAXライブミュージアム
TEL:0569-34-8282
新型コロナウィルス感染防止対策について

  • 日本特殊陶業市民会館(名古屋市民会館)ビレッジホール(全体)/《空と海》矢橋六郎、1972年
  • 日本特殊陶業市民会館(名古屋市民会館)ビレッジホール(部分)/《空と海》矢橋六郎、1972年
  • 瀬戸市立図書館/《知識の勝利》(左)、《無知と英知》(右)北川民次、1970年
  • 中部日本ビルディング(旧中日ビル)/《夜空の饗宴》矢橋六郎、1966年
  • 旧カゴメビル/《TOMATO》北川民次、1962年
  • 旧ホテルナゴヤキャッスル/《昼と夜の対話》(当館収蔵部分)脇田和、1969年、W100 ×H130cm
  • 旧丸栄百貨店本館/村野・森建築事務所1956年、復元移設された部分、W180 ×H180cm
  • 愛知県庁西庁舎/《大樹》または《広がる愛知》原画:矢橋六郎、1964年
  • 日本特殊陶業市民会館(名古屋市民会館)ビレッジホール(全体)/《空と海》矢橋六郎、1972年
    photo : 益永研司
  • 日本特殊陶業市民会館(名古屋市民会館)ビレッジホール(部分)/《空と海》矢橋六郎、1972年
    photo : 益永研司
  • 瀬戸市立図書館/《知識の勝利》(左)、《無知と英知》(右)北川民次、1970年
    photo : 益永研司
  • 中部日本ビルディング(旧中日ビル)/《夜空の饗宴》矢橋六郎、1966年
    画像提供:大垣市教育委員会
  • 旧カゴメビル/《TOMATO》北川民次、1962年
    写真:INAXライブミュージアム
  • 旧ホテルナゴヤキャッスル/《昼と夜の対話》(当館収蔵部分)脇田和、1969年、W100 ×H130cm
    photo : 益永研司
  • 旧丸栄百貨店本館/村野・森建築事務所1956年、復元移設された部分、W180 ×H180cm
    photo : 益永研司
  • 愛知県庁西庁舎/《大樹》または《広がる愛知》原画:矢橋六郎、1964年
    photo : 益永研司
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