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まわる、まわれ水ぐるま

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まわる、まわれ水ぐるま

本体価格 1,000円
体裁 A4判変型・並製・ 108頁
ISBN
978-4-87275-517-6

1986年06月発行

この伝統的な「動く建築」は、「水土蘇生」のための代替技術となりうるか。水車がわが国の産業に果たした役割を振り返り、その現在を全国的規模で捉える。監修=室田武。


■目次

[座談会]水車から何が見えるか 室田武×河野直践×桝潟俊子


臼の目に誘われて──水車利用による製粉の歴史 三輪茂雄

[写真構成]水ぐるまを訪ねて 河野裕昭

水社の技術文化をたどる 前田清志

数こそ少ないけれど──青森・岩手の水車 斎藤潔
粉づくりは水車搗きに限る──今市の線香用水車 半田慶恭
扇状地に根づいた技術──富山の螺旋水車 田中勇人
明治の創意──水車大工・藤原治郎吉の生涯 今津健治
陶磁器の原石を砕く──東濃の水車 伊野重幸
戦後食糧難時代の落とし子──三重の超ミニ発電水車 黒川静夫
瀬戸内の雑木の陰で──中国地方の水車 篠原徹
重連水車を筆頭に──元気ハツラツ九州勢 香月徳男
まだまだ現役、これからだ──訪問・九州水車大工三人集 神谷杖治
水車で川をさかのぼる──ネパールの交通手段として 小川鑛一

[図版構成]水車と風車・西東 川上顕治郎

「水車むら」繁昌記 臼井太衛
「環境」としての水車をつくりたい──山形でのこころみ 森繁哉
幻の「左公車」を求めて──中国・水車の旅 水上聡子
低速が"粘り"を生む──杉線香と水車 井坂順子
水の動きをとりだして──私の作品 新宮晋
なぜか水車から離れられない 豊原妙
人はどこでも生きられる──水車めぐりで思ったこと 宍戸節子

全国現役水ぐるまマップ 編=室田武+河野裕昭

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