相手と向き合うことで自分でも思いがけない言葉が生まれ出るダイアローグは、建築の設計に似ている。藤本壮介、乾久美子、塚本由晴、吉見俊哉、五十嵐太郎、藤森照信、森川嘉一郎、南泰裕、上野千鶴子、柏木博、島田雅彦、大野秀敏、今村創平との対話集。
■目次
ゆれながら建築を考える 隈研吾×藤本壮介
はずしとずらし 隈研吾×乾久美子
建築の鍵 隈研吾×塚本由晴
「青空カラオケ」を歌おう 隈研吾×吉見俊哉×五十嵐太郎
構造と表層──そこに近代建築の偽りはなかったか 隈研吾×藤森照信
ポスト地政学の趣都論──ストリート／建築への眼差し 隈研吾×森川嘉一郎
変移する現代住居の諸相をめぐって──所有、ライフスタイル、パラサイト...... 隈研吾×南泰裕
家族を容れるハコ──シングルの住居 隈研吾×上野千鶴子
より過激に、より身軽なほうへ──日本の住宅デザインを考える 隈研吾×柏木博
痛くないもの 隈研吾×島田雅彦
リアリティとしての集合住宅 隈研吾×大野秀敏
景観の現在──グローバリゼーションのなかでの変容 聞き手＝今村創平
ブルーノ・タウト──日向邸から海を臨む レクチャー＝隈研吾