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織物以前<br>──タパとフェルト

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織物以前
──タパとフェルト

本体価格 1,800円
体裁 A4判変型・並製・76頁
ISBN
978-4-86480-519-3

2017年09月発行

織物へと技術が進化する以前から伝わる原初の布は、身近にある素材と単純な行為によって生み出された。南太平洋の島々に伝わるタパは、成長の早い植物の樹皮を打ち延ばして作られる。一方、フェルトは、縮絨性のある羊毛を圧縮した布で、ユーラシアの遊牧民たちの中で生まれた。衣だけでなく、儀式、結界、インテリア等の用途を持つこれらの布は、どちらも大胆さと繊細さが絡み合う意匠や風合いに、原初のものならではの力強さがある。
本書では、貴重な古写真から原初の布の風景を巻頭グラビアに、タパ研究の第一人者・福本繁樹氏による南太平洋のタパ紀行と東西アジアでフィールド調査を行った長野五郎氏によるフェルト紀行を図版展開。布の技術の広がりや機への発展なども考察しながら、装飾や衣文化の原点に立ち返る。


■目次

□南太平洋のタパ
パプアニューギニア
・人間を見つめるタパへの旅 福本繁樹
・模様に込められた意味 福本繁樹
フィジー
トンガ
サモア
・精神的なタパと物質的なタパ 福本繁樹

□遊牧民のフェルト
新疆ウイグル自治区
トルコ
・工程を記録する方法
・フェルト製敷物に見られる多様な技法
イラン
・織フェルト加工と羊毛素材の特性 長野五郎

織物以前のはなし──南太平洋から 福本繁樹
布と紙の起点を探る新機軸 坂本勇
綿打ち弓考──北欧からユーラシア大陸、日本まで 長野五郎

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