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鉄道遺構再発見

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鉄道遺構再発見

本体価格 1,800円
体裁 A4判変型・並製・76頁
ISBN
978-4-86480-511-7

2015年06月発行

日本初の鉄道が正式に開通したのは明治5年(1872)。その後、物流の主役を担うべく、全国に鉄道網が張り巡らされた。様々な地理的条件を克服しながら、山にトンネルを通し、河川に橋脚をかけるなど、レールを繋ぐ創意工夫は「道なき場所」に鉄道を通す技術の結晶であり、それぞれの場所や地域に合わせてデザインされた創造的叡智といえる。時を経て、物流手段の多様化やエネルギー効率などの点からすでに役割を終えた鉄道も多くなるなか、人々の経験や知恵を次代に繋げる存在として保存され、用途を変えて地域で活用されている例も少なくない。
本書では、路線をネットワークとして俯瞰する視点で、廃線路になった後も新たな価値を付加された鉄道遺構14件を厳選。土木写真家・西山芳一氏による写真に、当時の路線図や古写真を交えながら、ダイナミックで機能美溢れる構造体の魅力を紹介する。また、なぜ残り活かされたのか、そこに至るまでの秘めたる物語も披露していく。巻末の論考では、鉄道の第二の人生のありようを探るほか、景観として捉えた鉄道、また廃線路に関わる発見の楽しみなども語られる。鉄道ファンのみならず、多くの人々の琴線に触れる、鉄道遺構の色褪せない姿に迫る一冊。


■目次

高知県 魚梁瀬森林鉄道・伊尾木林道
北海道 士幌線
新潟県 佐渡金銀鉱山トロッコレール

□遺構点描
山梨県 中央本線 大日影トンネル・深沢トンネル
岐阜県 東海道本線 ねじりまんぽ
福岡県 田川線 下駄歯橋梁
静岡県 清水港線 テルファー
兵庫県 羽淵鋳鉄橋
神奈川県 霞橋
長野県 中央本線 ラチス桁跨線人道橋
東京都 飛鳥山下跨線人道橋
栃木県 足尾線
神奈川県 横浜臨港線
群馬県 碓氷線

生き続ける鉄道遺構──拡大する文化的価値 伊東孝(産業考古学会会長、元日本大学教授)
廃線跡を歩いて「発見の喜び」を知ろう! 小野田滋(鉄道総合技術研究所情報管理部担当部長)
ランドスケープとしての鉄道遺構 西村浩(建築家)

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