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レプリカ<br>──真似るは学ぶ

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レプリカ
──真似るは学ぶ

本体価格 1,500円
体裁 A4判変型・並製・72頁
ISBN
978-4-87275-835-1

2006年03月発行

博物館や美術館の二次資料であるレプリカは、いったいどのようにつくられているのか。本物と見まがうほどの複製品の数々と、その制作を支える優れた職人技を紹介する。


■目次

複製とオリジナリティをめぐる考察 三浦篤

[写真構成]レプリカ・ミュージアム
Which is Which?
レプリカの見どころ
型取り・樹脂製1 土器──メソポタミアの壷を再現する
型取り・樹脂製2 土偶・埴輪──同じ素焼きでも風合いはさまざま
型取り・樹脂製3 石器・石碑──石によって異なる質感
型取り・樹脂製4 銅鐸・銅鏡──緑青に覆われた模様の再現
型取り・樹脂製5 鉄製甲冑──ボロボロと崩れそうな鉄錆
型取り・樹脂製6 銅活字・真鍮踏絵──ピカピカした金属の光沢感
型取り・樹脂製7 貝製腕輪・鹿角製鉄剣──貝塚から出土した動物の遺品
型取り・樹脂製8 木簡・漆器──木質のやわらかさと細かい木目
見取り模造・樹脂製 十二神将立像──仏像を模造する入魂の技
復元模造1 鉄剣──古代の技法を現代に甦らせる
復元模造2 短甲──出土した鉄片から短甲を復原する
復元模造3 ガラス碗──分厚いガラス碗に80個の切子
復元模造4 銅鏡──復原で知る、鏡面の眩い輝き
復元模造5 革盾──刺繍で埋め尽くされた強大な革盾
平面複製──絵巻や古文書を印刷技術で再現

[コラム]醍醐味は国宝級文化財に触れられること/古代の人々の手の痕跡を発見する喜び/レプリカ製作で発見された真の姿/途絶えていた乾漆技法を復活させる

原品と複製の間で 小島道裕
博物館とレプリカ──視覚偏重の世界をつくる 木下直之
レプリカの必要性 中島誠之助

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