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風と建築

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風と建築

本体価格 1,500円
体裁 A4判変型・並製・72頁
ISBN
978-4-87275-827-6

2004年03月発行

地域ごとに多様な特性をもつ風は、その土地の建物をかたちづくり、風景を生み出してきた。自然の風と向き合う現代建築の試みも紹介しながら、建築を風という要素から捉える。


■目次

世界の風
日本の風土と風の文化誌 市川健夫

[写真構成]風・風土・すまい
家屋や人を吹き飛ばし火災を起こすフェーン風──砺波平野の「屋敷林」(富山県)
「波の花」が乱舞する冬の季節風──富来の「窓のない家」(石川県)
無気味な虎落音が響く日本海の烈風──上大沢・大沢の「間垣」(石川県)
一年中吹きすさぶ太平洋の潮風──室戸岬周辺の「水切り瓦」と「石ぐろ」(高知県)
台風の猛威と強烈な日ざし──「漆喰固めの屋根」と「珊瑚の石垣」(沖縄県)
風の小窓

風がつくるすまいの景観 青山高義
風の造形 世界のすまい

□現代の建築と風
1 風が感じられない建築は五感を鈍くする 富田玲子
2 置屋根と越屋根──風通しの基本は屋根に始まる 安藤邦廣
3 冬の冷たい風も感じて暮らしたい 市居博

快適な風環境を科学する 加藤信介

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