海抜0mから1000mあまりの高低差をもって分布する東海・中央高地の民家は、気候風土や資源・産業の違いなどから、多様なかたちをもつ。本棟造の堀内家住宅、突き上げ屋根の高野家住宅など重要文化財36件と、飛驒高山や妻籠宿などの伝統的な町並みを紹介。
■目次
住まいの概説
尾張・三河の農家──服部家住宅／望月家住宅／熊谷家住宅
遠江・駿河の農家──友田家住宅／中村家住宅／黒田家住宅／大鐘家住宅／旧植松家住宅
美濃・飛驒の農家──桑原家住宅／牧村家住宅／荒川家住宅
信州の茅葺農家──旧竹村家住宅／小松家住宅／春原家住宅
本棟造の民家──堀内家住宅／嶋﨑家住宅／松下家住宅／竹ノ内家住宅／曽根原家住宅
甲州の農家──旧平田家住宅／八代家住宅／高野家住宅／安藤家住宅／門西家住宅
高山の町並みと町家──高山市三町／吉島家住宅・日下部家住宅／松本家住宅
濃尾平野の町家──堀田家住宅／小坂家住宅
中山道の宿場と町家──林家住宅／妻籠宿／奈良井宿／小野家住宅／真山家住宅
往還の宿場と町家──海野宿／小諸本陣／星野家住宅／小佐野家住宅／早川町赤沢
武士の住まい──江本家住宅／横田家住宅