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細胞都市

ALBUM

細胞都市

本体価格 900円
体裁 A5判・並製・48頁
ISBN
978-4-87275-030-0

1993年02月発行

全体の計画が部分のあり方に優先するのではなく、個々の建物が細胞として有機的な全体をかたちづくる「細胞都市」。家族という単位が前提化した現行の社会システムをラディカルに批判し、《保田窪第一団地》などの自作を通して新しい建築の姿を提示する。


■目次

1 1kmほども先の方で一面に輝いていた。
2 建築というのは記憶で構成されている。
3 この施設だけが一人輝いている。
4 博覧会の建築になっていくようだった。
5 ジブラルタル海峡を越えて、セウタというモロッコの都市に着いた。
6 細胞のような都市。
7 今の社会のシステムというのは、家族という最小単位が自明であるという前提ででき上がっている。
8 住宅には家族という単位が住む。
9 建築など実は誰も見やしない。
10 駅の周りだけがぽっかりと空いているのである。
11 集合住宅の計画というのは、それ自体で自己矛盾ある。
12 個々の建築が都市の計画よりも優先する。
13 "通り抜けの道"をつくる。
14 コミュニティーという言葉を今、空間の配列に置き替えたらどんな配列になるか。
15 従来の団地の配置計画とは全く逆転した計画になっている。
16 ささやかだけれども、でもこれが発端だった。
17 都市全体にたどり着くための記憶因子が組み込まれている。
18 共同体というのは二重構造にはならない。
19 建前の上では家族はまだ十分に自己充足的だからである。
20 建築が既に一つの都市なのである。
21 パリの〈日仏会館〉の設計コンペ。
22 下位の共同体によって上位の共同体が規定されているという逆転された図式。
23 この建物も周辺にとってはただの環境でしかない。
24 建築から形が失われて場面だけが残る。
25 社会↔個人↔家族。
26 "夫婦の愛情"。
27 ドライな関係の共同体。
28 ガラスの大屋根が移植された。
29 屋外を積極的に使うことで、それぞれの部屋の特性をより明瞭にすることができる。
30 福祉施設と一体になっているべきなのかも知れない。
31 広場が単なる空きではなく、一つの機能を手に入れる。
32 それぞれの建物が全体への細胞になっている。
33 小さな公共施設が都市の中に点在する。
34 建築がその敷地の中だけで単一性を保証されるなどということは不可能だ。
35 セクショナリズムが、機能主義とちょうど吊り合ってしまっている。
36 モニュメンタリズムは、必ず環境との関係によって裏切られる。
37 都市への増殖の契機をその内側に持っている建築。

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