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組紐──ジグザグのマジック

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組紐──ジグザグのマジック

本体価格 1,800円
体裁 A4判変型・並製・72頁
ISBN
978-4-86480-529-2

2020年03月発行

展覧会

糸束を斜めに交差させてつくる「組紐」は、高い強度、耐久性、伸縮性を有しながら、複雑で色彩豊かな模様を生み出すことができる伝統技法である。儀礼用具の巻緒や飾り、甲冑の部品を綴じ束ねる縅(おどし)など、古くから仏事、武具、装束などと深く関わり発展してきた。その伝統を引き継ぐ帯締めを含め、現代では組紐の特性を活かした暮らしの日用品や工業製品まで活用範囲は幅広い。
本書では、日本における古今の伝統美と驚きの技を図版豊富に展観。室町から江戸にかけ技術が大きく発展した武具の組紐、明治以降、一般に普及した着物文化の組紐、匠が手がける伊勢神宮の平緒など、強くしなやかな構造と繊細な意匠が明らかになる。日本同様に高度に発達したアンデスの組紐も世界の一例として紹介する。結びには、組紐の新しい時代を描く活用例や未来への可能性を考察する。組紐に秘められた優れた特性をみつめた一冊。


目次


撮影:佐治康生


■グラビア ジグザグのマジック


■組紐いろは
組紐とは/組紐ができるまで/組紐の種類/「日本の紐文化」(多田牧子)/原始の組紐/組紐の発展/室町時代から江戸時代へ/明治以降


■武具の組紐
甲冑の組紐/刀装の組紐


■匠の仕事
組紐の王者・唐組/重助と唐組平緒/組み方見本と復元の仕事/原料と和染め/先代の仕事


■東京の帯締め・羽織紐 土山コレクションより
江戸の組紐/組紐の難しさ/百花繚乱の綾竹組/職人の意地/大きな苦境/染は「根」のいる仕事/技は無限にある


■「組紐・組物をたのしむ」(多田牧子)


■「アンデスの組物」(多田牧子)


■「複合材料のための組紐」(大谷章夫)


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