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3.11/After<br>──記憶と再生へのプロセス

単行本

3.11/After
──記憶と再生へのプロセス

本体価格 2,500円
体裁 A5判・並製・320頁
ISBN
978-4-86480-000-6

2012年08月発行

2011年3月の東日本大震災から1年、建築家たちはこの震災にどう向き合ったのか。国際交流基金主催の海外巡回展「3.11−東日本大震災の直後、建築家はどう対応したか」をもとに、緊急対応、仮設住宅、復興住宅、海外からの提案の4セクションにわけ、約50の建築家たちの震災への対応や活動、提案をドキュメントします。さらに社会学、思想、美術、情報工学などの他分野にまたがった研究者たちの論考・対談・レクチャーを掲載。震災からうかびあがる建築や街の問題点、今後の可能性を考えていきます。

監修=五十嵐太郎


■目次

[対話]After 3.11を生きるということ。 隈研吾×五十嵐太郎
[対話]移動と定着のメカニズム──災害の歴史から学ぶこと 牧紀男×青井哲人
[スタディ]災害のデータスケープ 阿部篤

Ⅰ 被災と避難
[講演]環境に応答する[1]To Anonymous Architects(匿名的建築家集団へ) 中谷礼仁
[講演]環境に応答する[2]被災地を訪れて感じたこと、これからの提案 宮本佳明
[講演]津波を理解する──わが町、自分を知る 今村文彦
3.11 東日本大震災の直後、建築家はどう対応したか(展覧会採録) 五十嵐太郎
Section A[第1段階]緊急対応(展覧会採録)

Ⅱ 仮設住宅
[対話]3.11 復興へのプロセスとアポリア 牧紀男×青井哲人
Section B[第2段階]仮設住宅(展覧会採録)

Ⅲ 復興のヴィジョン
[講演]コミュニティを育成する 山崎亮
[インタヴュー]ボランティアの現場、ボランティアの経験 山本隆 聞き手=新雅史
[論考]復興のケーススタディ 真野洋介、西田司+小泉瑛一、田根剛
Section C[第3段階]復興計画(展覧会採録)

Ⅳ 3.11/Afterを考える
[論考]都市や地域計画はどう変わるべきか? 饗庭伸
[論考]3.11、思索と伝達、経験と社会──「今、音楽になにができるか」という修辞に答える──震災時代の芸術作品 増田聡
[論考]被災のイメージ、イメージの被災 小原真史
[論考]カタストロフに寄り添う映像──震災ドキュメンタリーをめぐって 門林岳史
Section D 海外からの提案(展覧会採録)

震災を読む25冊 東北大学五十嵐太郎研究室

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