書籍検索

10+1 No.39<br>特集=生きられる東京──都市の経験、都市の時間

TenPlusOne

10+1 No.39
特集=生きられる東京──都市の経験、都市の時間

本体価格 1,500円
体裁 B5判変型・並製・236頁
ISBN
978-4-87275-128-4

2005年06月発行

1990年代以降の現象の分析を通し、東京の文化的変容と現在における生の様態を探る。蔵真墨および本山周平の写真にテキストを併せた「東京カタログ」を掲載。

編集協力=内田隆三


■目次

□特集 生きられる東京──都市の経験、都市の時間
[対談]生きられる東京──東京の「現在」における生の様態 内田隆三+遠藤知巳
東京の事件学──ソシオグラフィとしての世田谷事件 貞包英之
東京ファンタスマゴリー──クラブ・カルチャーと都市 秋元健太郎
都市の寓居──高齢者向け施設の現在 青山賢治

東京カタログ 文=内田隆三 撮影=蔵真墨・本山周平
──皇居/丸の内/城南五山/野川・国分寺崖線/環状一六号線・町田/多摩ニュータウン/駅ビル/くらやみ祭/東京競馬場/外資系ホテル/銀座通り/芸能人/六本木ヒルズ/秋葉原・電気街/墓地再生/佃島・月島界隈/空襲の記憶/千住大橋/ホームレス

表参道 平井太郎
地下街 園田慎二
クラブ、あるいは〈現われの空間〉 五野井郁夫
お受験 山本理奈

一時停止都市のデザイン[デザイン編] 一時停止都市デザインスタジオ
Body, City and Architecture──Workshop on discernment and conscious acts ナンシー・フィンレイ+東北大学都市・建築学講座フィンレイ研究室 訳=篠儀直子
カウンターカルチャーと建築──アーキグラムの1960-70年代 ピーター・クック+デニス・クロンプトン+デヴィッド・グリーン+マイケル・ウェブ+磯崎新+五十嵐太郎

□連載
都市表象分析[21]チマタのエロティシズム──映画による夕占 田中純
セヴェラルネス:事物連鎖と人間[7]クリティカル・パス──桂の案内人 中谷礼仁
LOCUS SOLUS[3]ハイナー・シリング
政治の空間学[3]chap.1 空間の蒸発──リベラリズムについて(3) 北田暁大
思想史的連関におけるル・コルビュジエ──一九三〇年代を中心に[2]八束はじめ
技術と歴史[2]空間構造に見る構造合理主義の系譜──近代から現代への変容 佐々木睦朗
CONCEPTUAL 日本建築[4]第四章 工作編 黒沢隆
現代建築思潮[討議]建築/統計/アーバン・デザイン──ビョルン・ロンボルグ『環境危機をあおってはいけない』、MVRDV「REGIONMAKER」を端緒に 田村順子+吉村靖孝×今井公太郎×今村創平×日埜直彦

□10+1 PASSAGE
悪い場所」にて[9]建築家のロマンティシズム 椹木野衣
文化所有のポリティクス[4]文化的所有物の多層性 増田聡
モノとマチの向こうに見えるもの[4]プロダクト化再考 北川卓+松本淳
映画とニューメディアの文法[4]「データベース映画」と著作権 堀潤之
視覚の身体文化学[4]運動情報装置 榑沼範久
デジタル・イメージ論[4]サイバースペースにおける主体の位置 土屋誠一
1990年代以降の建築・都市[15]デジタル・コピーされる結婚式神社 五十嵐太郎
ミュージアム・テクノロジー随想[4]ストックとフローのあいだに、あるいは非同期の情報伝達テクノロジー 菊池誠
ポストモダニズムと建築[8]自由な三次元 日埜直彦
ブック・レヴュー[4]ルードルフ・オットー『聖なるもの──神的なものの観念における非合理的なもの、および合理的なものとそれとの関係について』 森田團
明治期「近代交通業発達」余話[4]移植による在来の包摂 山根伸洋

TOP