書籍検索

10+1 No.36<br>特集=万博の遠近法

TenPlusOne

10+1 No.36
特集=万博の遠近法

本体価格 1,500円
体裁 B5判変型・並製・228頁
ISBN
978-4-87275-122-2

2004年09月発行

19世紀半ばに始まる万国博覧会の歴史を題材とし、建築論・都市論を展開。2005年「愛・地球博」にも触れながら、現代における万博の可能性と不可能性を検証する。

編集協力=五十嵐太郎+小田マサノリ


■目次

□特集 万博の遠近法
都市、万博、メタボリズム──破壊と再生のプログラム 黒川紀章インタヴュー 聞き手=五十嵐太郎+小田マサノリ
『戦争と万博──もうひとつの戦争美術』 をめぐって 椹木野衣+五十嵐太郎+小田マサノリ
年代記的に──浅田孝、瀧口修造、60年代 磯崎新インタヴュー 聞き手=五十嵐太郎+小田マサノリ
インタビューを終えて/昭和残響伝リターンズ──さよなら万博、三たび/にっぽん万博70ニュース 小田マサノリ

万博と国民国家──「もう一つの万博 ネーション・ステートの彼方へ」のために 渡辺真也
あとちのあと──アーキベンタ 原田祐馬+大場美和
「太陽の塔」の図像学 試論 三木学
内破する万博 五十嵐太郎
歴史・観光・博覧会──第四回内国勧業博覧会と平安遷都千百年紀念祭の都市空間 笠原一人
万博・待訪録 内田隆三

大名古屋論・番外編──万博オルタナティヴあるいは万博補完計画 名古屋建築会議
オランダ4都市 マーク・ヴェルツマン 訳=篠儀直子

□連載
都市表象分析[18]「メタ世界」としての都市──記憶の狩人アルド・ロッシ 田中純
セヴェラルネス:事物連鎖と人間[5]出来事とその徴──ダイコクノシバのアレゴリー 中谷礼仁
On-Site[4]square tokyo: NAKANO June.2004 尾仲浩二
政治の空間学[1]chap 1 空間の蒸発──リベラリズムについて(1) 北田暁大
CONCEPTUAL 日本建築[1]第一章 導入編 黒沢隆
現代建築思潮[討議/ブックガイド]建築情報の受容再考──「正統性」から「生産性」へ/文化の受容・翻訳・発信を考察するためのブックガイド20 今村創平×今井公太郎×日埜直彦×吉村靖孝

□10+1 PASSAGE
[悪い場所」にて[6]核戦争が起こった場所で 椹木野衣
文化所有のポリティクス[1]香水の著作権を望むのは誰だ 増田聡
モノとマチの向こうに見えるもの[1]コピー+α 北川卓+松本淳
映画とニューメディアの文法[1]ニューメディア時代の映画 堀潤之
視覚の身体文化学[1]色の知覚の生態学? 榑沼範久
デジタル・イメージ論[1]過剰露出──アブグレイブの拷問 土屋誠一
1990年代以降の建築・都市[12]光のテロリスト──高橋匡太論 五十嵐太郎
明治期「近代交通業発達」余話[1]在来交通網の継承と革新 山根伸洋
ミュージアム・テクノロジー随想[1]博物館的思考あるいは記憶の劇場 菊池誠
ポストモダニズムと建築[5]編成的指向と解釈的指向 日埜直彦
ブック・レヴュー[1]ユルゲン・ハーバーマス+ジャック・デリダ+ジョヴァンナ・ボッラドリ 『テロルの時代と哲学の使命』 森田團

TOP