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10+1 No.20<br>特集=言説としての日本近代建築

TenPlusOne

10+1 No.20
特集=言説としての日本近代建築

本体価格 1,500円
体裁 B5判変型・並製・224頁
ISBN
978-4-87275-095-9

2000年06月発行

建築の営みは設計や建設の現場でのみ展開しているわけではない。建築の歴史の一部である言説を中心に、明治以降の日本近代建築史を概観する。

編集協力=八束はじめ


■目次

□特集 言説としての日本近代建築
[mail Dialogue]「日本近代建築史」の中の「日本建築史」 八束はじめ+五十嵐太郎
戦前の建築評論家の建築観 藤岡洋保
史学・民俗学・解釈学──今和次郎再考 黒石いずみ
様式がはがれ落ちる時、あるいは構造合理主義という形而上学 八束はじめ
神殿と遊興の時代──幕末維新期の神社と〈言説〉の複層性 青井哲人
直線か、曲線か──伊東忠太と岸田日出刀を中心に 五十嵐太郎
第三日本という墓碑銘──日本工作文化連盟の視座と射程 矢代真己
西山夘三と日本における西洋理論の伝播 カローラ・ハイン
「日本近代建築」の生成──「現代建築」から『日本の近代建築』まで 倉方俊輔
〈日本近代建築史〉年表 早稲田大学戦後建築研究会
篠原一男インタヴュー 1950-60年代の建築とその言説空間 インタヴュアー=石崎順一

□連載
都市表象分析[2]警察/都市の頽廃──亡霊的暴力批判論 田中純
建築の解體新書[6]自明の理の発見 岡崎乾二郎+中谷礼仁
現代住宅研究[3]室内風景1、2 西沢大良/部屋と通路 塚本由晴
[8]新宿 4(大久保) 森山大道
BRABANT CITY 2050 MVRDV
建築の還元[3]純粋化への意志 南泰裕
ラディカリズム以降の建築1960s-1990s[8]ミレニアムの都市(後編)──ディズニーランド化×マクドナルド化 五十嵐太郎
Urban Tribal Studies[8]TJの言葉はどこにあるのか?──あるいはテクスタシーの彼方に 上野俊哉

□10+1 PASSAGE
新・都市の下層民[7]働く人/働かない人 小倉虫太郎
都市の傷痕とRe=publik[7]《技術》と建築 柿本昭人
脱芸術/脱資本主義をめぐるノート[3]半プロダクション礼賛──脱芸術/脱資本主義とは何か 熊倉敬聡
部屋の文化研究[3]カンガルーハウスのポケット 西川祐子
トーキョー・建築・ライナーノーツ[3]アーバン・スポーツ 貝島桃代
映画の地理学[3]構図について 青山真治
都市音楽ノート[3]グリーンの翳り 酒井隆史

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