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10+1 No.16<br>特集=ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義

TenPlusOne

10+1 No.16
特集=ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義

本体価格 1,500円
体裁 B5判変型・並製・248頁
ISBN
978-4-87275-087-4

1999年03月発行

柱・壁・床・窓・扉・天井・階段など、建築を構成するさまざまな部分を注視することで、建築の全体からでは得られなかった思考の領野が広がる。

編集協力=五十嵐太郎


■目次

□特集 ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義
[インタビュー]透明なディテール──建築の消去作業としてのデザイン 伊東豊雄 インタビュアー=槻橋修
善悪の彼岸──OMA/レム・コールハースのディテール 上原雄史+塚本由晴
語りかけるディテール マルコ・フラスカーリ
ミース・ファン・デル・ローエ──柱と壁の系譜 ゲヴォーク・ハルトゥーニアン
シフターとしてのディテール 後藤武
Stairway from/to where?──ル・コルビュジエの階段について 米田明
建築部品に宿るもの 佐藤考一
[図版構成]首都高速ガイドブック 塚本由晴+香川貴範+小林太加志+長岡大樹+吉村英孝
テクトニック、という視座をめぐる省察 ケネス・フランプトン
ミニマリズムと装飾主義──二つの近代宗教建築をめぐって 五十嵐太郎
反近代としての装飾/反表象としての装飾──建築装飾における思想・理論・技術 倉方俊輔
吉阪隆正のディテール──ことばから姿へ姿がことばに 松原永季
ディテールと伝来 酒井一光
サイバーアーキテクチャーのディテール 本江正茂
フランクフルト・キッチン 牧田知子
日常性と「他者」の空間 メアリー・マクレオード

□連載
都市の断層線/切断線[4]東京の座標系 内田隆三
非都市の存在論[12]寓意への愛──都市表象分析の方法 田中純
映像のトポス[4]路上の馬鹿息子──機械の言説そして/または機械状のイメージ 中村秀之
建築等学会通信 Vol.3
[4]東京 2 森山大道
建築の解體新書[3]建築の訓読を巡っての書簡 岡崎乾二郎+中谷礼仁
ラディカリズム以降の建築1960s-1990s[4]チャールズ、チャールズ──ポスト・モダンの折衷主義と保守主義 五十嵐太郎
Urban Tribal Studies[4]ディオニュソス・グラフィティ 上野俊哉

□10+1 PASSAGE
映像/写真[3]忘却は都市ゆえに 篠儀直子
都市の傷痕とRe=publik[3]相互主観的閉所嫌悪 柿本昭人
建物 建物記念碑の事情──モニュメントのモニュメントと擬モニュメント 吉村靖孝
音[3]音の仕上がりの外側で 永渕康之
新・都市の下層民[3]電話線の中にいる人々 小倉虫太郎

高山建築学校の方法と軌跡 高山建築学校記録委員会「ロングパス」

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