10+1 No.13
特集=メディア都市の地政学(ジオポリティクス)
本体価格 | 1,500円 |
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体裁 | B5判変型・並製・236頁 |
- ISBN
- 978-4-87275-082-9
1998年05月発行
空間的な距離を無化するテレコミュニケーションの発達により、グローバルな政治空間が生じている現代。歴史や記憶の媒介空間としての都市の意味を問う。
編集協力=田中純
■目次
□特集 メディア都市の地政学
[対談]「メディア都市の地政学」をめぐって──記憶/サイバースペース/テレポリティクス 田中純+岩崎稔
都市はメディアである フリードリヒ・A・キットラー
インターネット──郵便システム/流出/都市 フリードリヒ・A・キットラー
建築の哀悼劇──ヴァーチュアル・ハウスをめぐって 田中純
テレポリス──デジタル時代の都市空間 フロリアン・レッツァー
どうして幻影都市を再建しなければならないのか? マーティン・ポーリー
暴力のテクノロジー M・クリスティーヌ・ボイヤー
[図版構成]DIS*POSITION OF CARTOGRAPHY──非場所の測定術 五十嵐光二+瀧本雅志+槻橋修+伊藤香織
カリフォルニアン・イデオロギー リチャード・バーブルック&アンディ・キャメロン
フィクションズ ノーマン・M・クライン
工場と劇場──あるいはトラウマと公共領域について 田崎英明
ヨーロッパの都市の倫理 ポール・トレノア
ジオポリティクスの終焉?──世紀末の複数的プロブレマティックに関する諸考察 ジェラルド・トール
□連載
都市の断層線/切断線[1]東京のソシオグラフィ──都市の地層構成 内田隆三
非都市の存在論[9]奇妙な天使たち──〈言葉なきもの〉の都市 田中純
映像のトポス[1]逃げ去る都市──遊歩の凋落と映画の出現 中村秀之
[1]大阪 森山大道
ラディカリズム以降の建築1960s-1990s[1]ヴィリリオ/パランからジャン・ヌーヴェルへ──転回点としての一九六八年 五十嵐太郎
Urban Tribal Studies[1]アーバン・トライブとは何か?──グローバリゼーションとトライバリゼーションの往還の地平 上野俊哉
メタボリズムとの関係を聞かれるので、その頃を想い出してみた。──日本の建築アヴァンギャルド私註 磯崎新