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チェコのキュビズム建築とデザイン1911-1925
──ホホル、ゴチャール、ヤナーク

本体価格 1,500円
体裁 A4判変型・並製・72頁
ISBN
978-4-87275-847-4

2009年03月発行

ヴォリュームのあるボディ、表層を覆うのは幾何学的なパターンで構成された鋭い結晶のような凹凸。それらは建築に光と影をつくり、ダイナミズムと立体感を強調する。これはチェコでしか出会うことのない建築様式だ。
20世紀初頭、パリでピカソらが始めたキュビズム芸術に呼応し、チェコでは世界でも類まれな現象として、それが建築や工芸の分野にまで応用された。それを先導したのは当時の若き建築家らであり、その現象は短命に終わったものの、彼らのエネルギーの結実は今でも様々な様式の建築が立ち並ぶプラハを中心に異彩を放つ。
本書では、その中心的存在であったヨゼフ・ホホル、ヨゼフ・ゴチャール、パヴェル・ヤナークの3人の作品を、キュビズム建築を撮り重ねてきた写真家・鈴木豊氏による写真で、豊かな表層の表情、内部にまでおよぶキュビズム的な造形やディテールを、家具やセラミックなどの工芸の世界まで含めて紹介する。本邦初公開の物件のほか、十数年の間に現れたそれぞれの建築スタイルの変化も是非ご覧いただきたい。多種の建築様式が混交する時代に湧き出てきた若者たちの揺るぎないアバンギャルド精神が滲み出る一冊。


■目次

キュビズム建築探訪

□ヨゼフ・ホホル
ネクラノヴァ通りの集合住宅
コヴァジョヴィチ邸
ヴィシェフラトの三世帯住宅

□ヨゼフ・ゴチャール
ブラック・マドンナ
バウエル邸
ボフダネチの温泉療養所
フラッチャニの二世帯住宅
チェコスロヴァキア・レジオン銀行

□パヴェル・ヤナーク
ぺルフジモフの家
ファーラ邸
アドリア宮
パルドゥビツェの火葬場

キュビズム建築撮影ノート 鈴木豊
4度目にかなったチェコ・キュビズム探訪 藤森照信
チェコ建築におけるキュビズム ロスチスラフ・シュヴァーハ
静止した時の魔法 ペトル・ヴォルフ
家具・工芸品のキュビズム

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