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現代建築家コンセプト・シリーズ25<br>中山英之|1/1000000000

現代建築家コンセプト・シリーズ

現代建築家コンセプト・シリーズ25
中山英之|1/1000000000

本体価格 1,800円
体裁 A5判・並製・160頁
Japanese/English
ISBN
978-4-86480-034-1

2018年03月発行

中山英之は2006年のデビューから現在まで、「世界」とは何かを問うてきました。彼は作品を通して建物の建つ「土地」やあたりまえの「生活」に対する人々の認識を超えて、これまでの世界をつくりかえる新たな空間を提示しています。
本書では、図面上にあらゆる世界を描くことができる「スケール(縮尺)」の考え方を軸に、小さな石から住宅、都市、地球とさまざまな大きさを行き来し、建築が世界を変えうる可能性について説いています。《円と弧》(2017)、《石の島の石》(2016)、《草原の大きな扉》(2008)をはじめ、自身の代表作をイラスト・写真とともに辿りながら、建築と世界の諸要素をつなぐ壮大な物語を紡ぎます。


■目次

はじめに
小さくて大きいこと
なかはそとをつくる
2つの輪
大きくて小さいこと
大きさはつくられる
大きさのない家
ない、ということがある
いわかん
世界があらわれる
水平な思考と垂直な思考
ちいさくておおきなおうち
スケール
構図えらび
おわりに


■著者略歴

中山英之(なかやま・ひでゆき)
1972年、福岡県生まれ。建築家、中山英之建築設計事務所主宰。東京藝術大学美術学部建築科准教授。2000年東京藝術大学大学院修士課程修了後、伊東豊雄建築設計事務所勤務を経て、2007年中山英之建築設計事務所設立。主な賞歴に「SD Review 2004」鹿島賞(2004)、第23回吉岡賞(2007)、D&AD Award(2014)ほか。主な建築作品に《2004》(2006)、《O邸》(2009)、《石の島の石》(2016)、《弦と弧》(2017)ほか。主な著書に『中山英之/スケッチング』(新宿書房、2010)がある。


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