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ユートピアへのシークエンス

単行本

ユートピアへのシークエンス

本体価格 3,300円
体裁 四六判・上製・520頁
ISBN
978-4-86480-026-6

2017年02月発行

近代建築の傑作とはなにか。建築家・鈴木了二が語るベスト・セレクション11作品。
20世紀、世界戦争の時代、建築家たちはどう状況に対峙し、なにを考え、つくったのか。個人と世界のせめぎあいのなかで生みだされた世界観=近代建築とはどのようなものだったのか。近代建築・デザイン成立のダイナミックなプロセスとそれぞれの作家のありようが生き生きと語られ、11の建築作品が指し示す世界観がいま、鮮やかに現出します。鈴木撮影による、11作品の本質に迫る建築写真もカラーで多数掲載。


■目次

近代建築・取扱い説明書

瓦礫と建築|ガリシア現代美術センター(アルヴァロ・シザ)
野蛮と繊細がぶつかるとき|セイナッツァロのタウンホール(アルヴァ・アールト)
ロサンゼルスの異邦人|シンドラー・チェイス・ハウス(ルドルフ・シンドラー)
天国の手触り|ブリオン・ヴェガ墓地(カルロ・スカルパ)
孤独と沈黙のための広場|ソーク生物学研究所(ルイス・カーン)
世界の外に放りだされた部屋|マラパルテ邸(アダルベルト・リベラ/クルツィオ・マラパルテ)
神話に踏み出す|グラスゴー美術学校(チャールズ・レニー・マッキントッシュ)
ヴォイドのなかのアナーキズム|ラ・トゥーレット修道院(ル・コルビュジエ)
背中合わせの異次元|バルセロナ・パヴィリオン(ミース・ファン・デル・ローエ)
ユートピアへのシークエンス|ベルリン・フィルハーモニー・コンサートホール(ハンス・シャロウン)
優雅で透明な世界モデル|サンテリア幼稚園(ジュゼッペ・テラーニ)

あとがき


■著者略歴

鈴木了二(すずき・りょうじ)建築家。1944年生まれ。早稲田大学栄誉フェロー。早稲田大学大学院修了後、77年にfromnow建築計画事務所を設立。82年鈴木了二建築計画事務所に改称。73年より自身の作品を「物質試行」としてナンバリングし、建築はもとより、絵画、彫刻、インスタレーション、書籍、映像などの多領域にわたる「物質試行」は現在57を数える。「物質試行37佐木島プロジェクト」で日本建築学会作品賞を受賞。また2005年には「物質試行47金刀比羅宮プロジェクト」で村野藤吾賞、日本藝術院賞を受賞。主な著書に『寝そべる建築』(みすず書房、2014)、『建築零年』(筑摩書房、2001)など。

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