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ニッポン貝人列伝 <br>──時代をつくった貝コレクション

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ニッポン貝人列伝
──時代をつくった貝コレクション

本体価格 1,800円
体裁 A4判変型・並製・78頁
ISBN
978-4-86480-520-9

2017年12月発行

黒潮と親潮の流れによって、世界的に豊かな貝分布が見られる日本。この貝大国で近代貝類学の黎明期を築いた伝説の貝人10人と、彼らの熱意と情熱の結晶である貝コレクションに出会える本書。
貝類学、とくに分類学は、コレクターと研究者が車の両輪となって発展する。最初の牽引者は民間研究者で自ら平瀬貝類博物館を開設した平瀬與一郎。平瀬のもと「貝聖」と呼ばれるまでに成長した黒田徳米は貝研究の巨人となった。実業家、河村良介の一大コレクションは研究者を大いに満足させ、後に国立科学博物館の超A級コレクションとなる。
貝に捧げた一心不乱な人生が綴られる貝人列伝は、カラー図版で展開する彼らの貝標本の魅力をぐっと押し上げる。マニアックな陸貝(かたつむりなど)の世界を探求する研究者、一方国内外、美麗から微小まで追い求めるコレクター。どちらの世界も覗くことができる今までにない貝の本となる。


■目次

平瀬與一郎|私財を投じて尽力した、日本貝類学の先駆者
平瀬信太郎|父・平瀬與一郎の遺志を継ぎ、日本初のカラー貝類図鑑を刊行
黒田徳米|100歳まで研究を続け、日本の貝類学を開花させた泰斗
菊池典男|兄弟で紡いだ貝への夢、菊池貝類館と阪神貝類談話会
鳥羽源藏|今、再び脚光を浴びる、岩手博物界の太陽
吉良哲明|貝類愛好家の裾野を広げた、偉大なるアマチュア
山村八重子|日本人で初めて、南洋で鳥や貝、虫を採集した麗人博物学者
波部忠重|日本の貝類学を世界水準に押し上げた第一人者
櫻井欽一|老舗の鳥すき屋の主にして、鉱物学博士で貝類コレクター
河村良介|美麗貝から微小貝まで、ダンディズム溢れる貝類コレクター

日本の貝類学を築いた貝人たち 奥谷喬司(日本貝類学会名誉会長)

執筆=石本君代・奥谷喬司
撮影=佐治康生

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