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企画展の 屏風絵作品を入替展示しました
INAXライブミュージアム

企画展の 屏風絵作品を入替展示しました

2020.01.08(Wed)

「大『名品』展―タイル・テラコッタ・古便器・土管のコレクション」の目玉の一つで、当館での展示は19年ぶりとなる屏風絵『帝鑑図屏風』。
六曲一双からなる本作は、作品保護のため1月4日より、右隻「四皓来朝(しこうらいちょう)」から左隻「善12丹書受戒(たんしょじゅかい)」に展示を入れ替えました。


『帝鑑図屏風』は、皇帝の教育のために善行悪行の逸話をまとめた中国明代の絵入り本『帝鑑図説』や、それ以前の故事などに描かれた1シーンを、江戸時代初期に狩野派らが屏風や障壁画、扇面図に描いた作品の一つで、数多くの敷瓦(タイル)が描かれているのが特徴です。
左隻「善12丹書受戒」には、屋敷の内外にふんだんに敷瓦が使われているほか、橋の下の部分には、平瓦が壁に積まれています。


「世界のタイル博物館」企画展示室にてご覧いただけます。これを機会にぜひ足をお運びください。


※右隻「四皓来朝」を見逃した方は、写真でお楽しみください。
燻し焼きの敷瓦に、門から屋敷に通じる道に織部の敷瓦。屋敷の縁側には、陰刻もしくは絵付けの敷瓦が、主の座所には陰刻の志野釉や黄瀬戸と思われる敷瓦が用いられています。さらに階段の蹴込みにも、半円の敷瓦が嵌め込まれていることが見て取れます。



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