トンネル窯(2024年2月~見学不可)

トンネル窯
(2024年2月~見学不可)

INAX(当時)の工場で2005年まで活躍していた全長80mのトンネル窯の一部を移築し保存・展示しています
均質なタイルを大量に供給できる連続焼成窯です

会期常設展 ※2024年2月~2025 年春(予定)まで工事のため見学不可
会場窯のある広場・資料館 煙突の横

展示内容

高度経済成長時代にビル建築が活況を呈していた頃、そのビル外壁をタイル張りにすることが広く普及しました。その結果、均質なタイルを大量に供給できるように、トンネル窯が導入されました。この窯は、それまでの倒焔式角窯のように窯に品物を詰めて、それらを一度に焼成し、冷却して窯出しするといった不連続焼成方式ではなく、温度分布のついたトンネル状の部屋の中を、台車に積まれたタイルが少しずつ移動しながら熱を受取焼きあがっていく連続焼成の窯です。

1972年(昭和47年):伊奈製陶の設計で旧上野外装工場2号トンネル窯として築炉
2005年(平成17年):2月に火止め、11月に窯保存の方針固まる
2006年(平成18年):3月解体、4月~7月部分移築工事、10月公開

窯の概略

形式:    台車式トンネル窯
燃料:    灯油
全長:    80m(復元窯は全長16m)
主要焼成品: 外装乾式成形小口平タイル、モザイクタイル、特殊面状モザイクタイル

注意事項

状況により、運用等が変更になる可能性がございます。