
泡と湯気
──愉楽の発見
基本情報
発行日 | 2010年1月 |
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定価 | 1,650円(本体1,500円) |
体裁 | B5判・並製・64頁 |
ISBN | 978-4-87275-409-4v |
書籍内容
空気のような当たり前の存在として、気に留めることの少ない「泡」と「湯気」。しかしそれらは、日常の「愉楽」をもたらしてくれます。
液体が空気を包むことで生まれる、泡。カプチーノや抹茶、ビールのきめ細かな口あたり。生クリームをあわ立ててつくるムースの食感。立ち昇る泡が舌を刺激するシャンパン......。ムース状の石けんや整髪料が人気商品となり、さらには気泡を閉じこめてできた緩衝材やクッション、保温機能の高い衣類は、身の周りで当たり前の存在になりました。
加熱により気泡が蒸発してゆく、湯気。温泉や土鍋から立ち上がる湯気を見ただけで、冬の寒さが和らぎ、旅情や食欲を呼び起こします。また、加湿器も生活に欠かせない道具です。
本書では泡と湯気のさまざまな第一人者が登場。美しい写真とともに、泡と湯気の魅力を再発見し、不思議な底力を探ります。
目次
- ゆったり、うっとり──ソース、シェービングクリーム、シャンパーニュ地方
- 描かれた泡──北斎の水へのまなざし(樋口一貴)/フランス編
- 美味誕生──湯気が秘けつ
- 湯けむり、ミスト、水の七変化 阿岸祐幸
- 泡味探求──抹茶(寺田雅子)/スフレ、ビール、カクテル、コーヒー
- 泡と湯気の科学 柘植秀樹
- ムクロジ
- 日常を囲む"泡"