
染付古便器の粋
──清らかさの考察
基本情報
発行日 | 2007年11月 |
---|---|
ご購入 |
セブンネット Amazon |
定価 | 1,650円(本体1,500円) |
体裁 | B5判・並製・64頁 |
ISBN | 978-4-86480-912-2 |
書籍内容
明治24年(1891年)の濃尾大地震直後、突如現れた染付古便器が、なぜ人びとの心を捉えて一世を風靡し、消えていったのでしょうか。なぜ「青と白」による装飾、染付だったのでしょうか。江戸の習俗、やきもの史、文様学、さらには染織などさまざまな視点から、その理由を解いていきます。また、INAXが収蔵する染付古便器の代表作を紹介しながら、その歴史化および体系的な分類を試みます。
目次
- 染付古便器の基礎知識
- 藍と白の魔力について 吉岡幸雄
- [図版構成]染付古便器のある風景 撮影=木田勝久
- 江戸の粋、染付の粋──染付古便器の源流 対談=小澤弘×荒川正明
- あっぱれ! ブランド便器──加藤紋右衛門 服部文孝
- 便器まで装飾する魂──近代日本を鼓舞した染付の美と力 鶴岡真弓
- 染付古便器に咲いた花 武藤忠司
- 日本一の便器コレクション──なぜかくも集まったのか 千羽他何之
- INAXライブミュージアム蔵 染付古便器コレクション[千羽他何之コレクション&INAX収集品]
- 染付古便器の歴史 服部文孝