ミュージアム日記 NO.268
「陶土染め体験~やきものの土で染めてみよう!」開催!

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みなさんがつくった陶土染バッグを乾燥中
photo: 河合秀尚
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講師の高橋さんの説明を聞きながら、染める土を選ぶ皆さん
photo: 河合秀尚
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選べる土は約10種類
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珍しい土「鬼板(常滑市)」
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原土を砕いているようす
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砕いた土を、参加者の皆さんと交換しながら瓶詰めします
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水を加えてバッグをもみ込み、染めるようす
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最後に水洗いして完成です
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「土・どろんこ館」前の広場で体験のようす
photo: 河合秀尚
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焼いた土のチャーム
photo: 河合秀尚

2021年から始まった人気のワークショップ「陶土染め体験~やきものの土で染めてみよう!
2022年も5/14(土)と10/22(土)の2回にわたって、講師にデザイナーの高橋孝治さんをお招きして開催しました。今回は10/22の様子をレポートします!

 

秋晴れのもと「土・どろんこ館」前の広場で、参加者の皆さんに土で染めるバッグづくりに挑戦していただきました。はじめは、前回同様に土についてのミニトークを開催。高橋さんお手製の大きな絵本を使って、土の誕生から、常滑の土の成り立ちや特長、やきものの歴史などを図解で紹介しました。

 

そして、いよいよ陶土染めのスタートです。今回は選べる土の種類が増え、衛生陶器の原材料にもなる土(瀬戸市)や三州瓦の土(安城市・豊田市)、珍しい備前の土や鬼板(常滑市)など約10種類!同じ土でも部位によって違いもあり、参加者の皆さんも真剣に土選びをしているのが印象的でした。

 

作業手順は、砕く・ふるう・する・染めるの4工程。選んだ土によって硬さも違うため、約500gの原土を細かく砕くのが一番苦戦するところですが、皆さんコツをつかむのが早く、うまく作業も進みました。その後、乳鉢に水を入れて滑らかな泥にして、あとは約10分もみ込み染めるだけ。タンパク質で下処理済みのバッグにみるみるうちに土が馴染み、最後に3回程度しっかり水洗いをしたら完成です。

 

なんと今回から焼いた土のチャーム付きとなりました!ワークショップを通じて、生の土・染めた土・焼いた土の3種類を比較することができます。参加者の皆さんも、それぞれの土の色の違いや表情に驚かれているご様子。土に対する興味が湧いたというコメントもいただきました。

 

テラス前のロープには、完成した色とりどりのバックが並び、それを眺めながら皆さん笑顔に。約2時間、楽しみながら体験してくださったことが伝わりました。本当にありがとうございました。

 

INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」では、これからも定期的に陶土染めワークショップを開催していきます。土に触れ、観察できるイベントにぜひご参加ください。

 

■2021年開催のようす
https://livingculture.lixil.com/ilm/explore/diary/no254/