どろだんごは子供の遊び??
現在では「光るどろだんご」という一種のアートです。
オリジナルの材料を使い、「削って」「色を付けて」「磨いて」ピカピカの「光るどろだんご」が完成します。
これまで延べ30万人の人が体験し、「光るどろだんご全国大会」を毎年開催。
過去12回でたくさんの素晴らしい作品が誕生しました。
今年は例年と趣向を変え、オンライン形式で自慢の作品を投稿いただくコンテストとして開催します。
世界にひとつだけの素敵な「光るどろだんご」をつくり、あなたのストーリーと併せて、ぜひエントリーください。
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完璧な球体、完璧な漆黒。
完成に至るまで1ヶ月かかりました。少しの凹みも許さず丁寧に丁寧に磨き込み、漆黒になるまで赤、青、緑、白を薄く薄く塗り込んでは磨いてを繰り返しました。傑作です。

涼しげに水面に浮かぶ睡蓮をイメージしました。
こういったかたちで光るどろだんご大会に参加するのは少し戸惑いもありましたが、新鮮な気持ちで母と楽しく制作することができました。
- 審査員コメント
前田憲輝(中部国際空港株式会社 取締役執行役員 空港事業・商業施設担当) -
作者の意図通り、暑い夏に水面から顔を出し涼やかに咲く睡蓮を、鮮やかに彷彿とさせる作品に仕上がっていると思います。奥深い下地の色に青と緑と白のコントラストが観るものを惹きつけます。水と空と宇宙は繋がっているのでしょうか?宇宙空間から見た生き生きとした地球のようにも見え、命の息吹きを感じさせる神秘的な作品ですね。作者の瑞々しい感性は大いに評価されるべきだと思いセントレア賞を授与させて頂きました。

私は三姉妹の2番目です。いつもおかあさん、お姉ちゃん、妹と一緒に笑っています。そのみんなの笑顔を表現してみました。みんなに題名の相談をすると、みんなが「かおかおかお」がいいと思うよ。と言ってくれたのでこの題名に決めました。私はこれからもみんなと一緒にたくさん笑ってずっとこの笑顔を見て行きたいなと思います。
- 審査員コメント
大澄由貴(株式会社LIXIL 文化推進部長) -
いつも笑顔で仲の良い家族の日常が感じられて、ほっこりしました。見ているほうも自然と笑顔になる楽しいどろだんごです。描いた絵を崩さないように磨いて光らせるのは想像以上に難しいことですが、とても上手に顔をつくることができました。コロナ禍により誰しもが多くの我慢を強いられた、いつもと違う今年の夏。世界中に、INAXライブミュージアムに、こんな笑顔があふれる日が一日もはやく戻りますように。

夏休みだけど、コロナで鳥取のおばあちゃんの家に行けません。おばあちゃんの家で食べた大好きなスイカを思ってつくりました。
※「光るどろだんご」体験教室講師をはじめ、INAXライブミュージアムのスタッフの投票で選ばれた作品

勇気をくれた「光るどろだんご」です。私は昔から手先が器用ではなく、ずっと細かい物作りは避けてきましたが、今回、知人の勧めで「どろだんご作り」にチャレンジすることに。作業中、感動しました。ちゃんと丸くなっていくし、光り出したのですから。私にも物作りができるうれしさがこみあげました。やってよかった。小さな勇気を持つことができたから。デザインは泥の黒色を生かす事を考えて決めました。

作品のイメージは【土と炎】です。焼きものの原点である2つを表現してみました。実は私の原点は常滑です。13年前、私は社会人になり、生まれ育った常滑を離れました。今は栃木県で暮してます。今もなお、故郷を思い出す時があります。磯の香りや陶器の輝き、モーターボートの音、桃太郎の山車など懐かしく思います。そんな私の原点である常滑を少しでも盛り上げたいと思い応募しました。


世界中がコロナウイルスで大騒ぎですが、地球環境の破壊が主因である事を考えると再生へと大きく転換しなくてはと強く祈らざるを得ません。今までの常識で全ての物事を捉えるのではなく、枠にとらわれない思い切ったイノベーションを起こし、そして未来へ!との思いから作品を創作いたしました。


奥深い色あいにしたくて、クロードモネを参考に色を重ねました。睡蓮のピンク色が上手く表現できました。


夕暮れ時、虫を求めて出てきたヤモリがガラスに貼り付き白っぽく見えました。その時の残像を泥団子にしたためました。


今年はコロナで花火も見れなかったしペルセウス流星群も見れなかったので夏の思い出を想像してペルセウス流星群を作りました。
今年はコロナ禍の中、「光るどろだんご大会」はどうなるのかと案じていましたが、「オンラインコンテスト」と名を変えて行うことが出来ました。コンテストにご参加された方々の力作は、158点とびっくりする数に“どろだんご”の魅力を改めて知ることが出来ました。
審査員一同、送られた写真とコメントをしっかりと拝見しました。悩みながら何度もパソコン内の画像を拡大し、製作工程のコメントを読みながら想像し審査しました。
皆様が自宅でご家族と一緒に“どろだんご”を通して楽しい時間を過ごされたことも分かり、うれしく思いました。
コンテストは各賞の他に、ストーリー賞、タイトル賞、特別賞と10名の方々が受賞いたしました。
- 「ストーリー賞」加藤造道さん ☆勇気の玉☆
- 初めて“どろだんご”作りに挑戦され、その思いを綴られたストーリーに感動を覚えました。ぜひ2個目、3個目と作り続けて“どろだんご”の奥深さにハマってください。
- 「タイトル賞」 澤田将文さん ☆土と炎☆
- タイトルの《土と炎》と、澤田さんの熱い思いが“どろだんご”とピタリと一致しました。写真の“どろだんご”からも手をかざすと炎の熱さを感じ取れるようです。
「特別賞」の4作品もそれぞれ素晴らしく、
- 片山千明さん ☆池の睡蓮☆
- モネの色合いがとても上手に表現できています。
- 山田秀紀さん ☆夕暮れのヤモリ☆
- 窓にぺた~っと張り付いたヤモリの姿、ギョッとする面白さがありました。
- 中野邦彦さん ☆芽吹きそして再生☆
- 全応募作品158点の中で唯一穴をあけ、コロナ禍からの再生を意識付ける作品です。
- 太田彩葉さん ☆ペルセウス流星群☆
- 夜空を見上げペルセウスを見つめる少女の姿、絵本の一場面のようです。
また、惜しくも選ばれなかった作品の中にも素敵な“どろだんご”、素敵なエピソードがたくさんありました。
- 尾上元美さん ☆追憶の薔薇園☆
- さすが“どろだんご”マイスターの称号をお持ちの方です。どろだんごの中の薔薇の花を見つめていると、薔薇園の中に吸い込まれていくようです。
- 今回最高齢 宮脇昌之さん ☆日本一の富士山☆
- 堂々とした富士山です。次のチャレンジをお待ちしています。
- 常深美和さん ☆打ち潮〜Uchishio〜☆
- 釘で力強く波を表現していました。
2020年オンラインコンテストにたくさんの“どろだんご”が集まった事をとてもうれしく思います。次はぜひ会場で皆さんにお会いし、お話して審査が出来れば幸いです。ありがとうございました。
三木きよ子
参加方法
LIXIL公式オンラインショップで、「光るどろだんごキット※」をご購入いただき、自宅で「光るどろだんご」を制作。完成した作品を写真に撮り、作品タイトル、作品に込めた思い、「光るどろだんご」制作にまつわるエピソードなどを添えて特設サイトよりご応募ください。写真での審査の結果、LIXIL賞、セントレア賞など5つの賞を決め、特設サイトで発表します。受賞された方には、INAXライブミュージアムより素敵なプレゼントを差し上げます。
※INAXライブミュージアムで体験教室を実施している「光るどろだんご」より、一回り小さいサイズとなります。
※ご応募はおひとり様1作品となります。
期間
2020年 7月21日(火)~9月4日(金)
発表
2020年10月上旬
※審査発表は本サイトにて、10月上旬に発表させていただきます。
資格
自宅で「光るどろだんご」を作れる方
※年齢不問
費用
「光るどろだんごキット」ご購入代金
だんご1個セット1,000円(税込)+配送料
だんご2個セット1,500円(税込)+配送料
- ※下記の「LIXIL公式オンラインショップ」よりご購入してください。
- ※応募は無料。ただし接続料・通信料など、応募にかかる費用は応募者の負担となります。
- ※応募写真の著作権は作者にありますが、使用権は主催者に帰属します。


商品
表彰は、次の5点の他、さまざまな賞をご用意しています。
- LIXIL賞 1点
- セントレア賞 1点
- 三木きよ子審査員長賞 1点
- タイトル賞(創造性に富むタイトルを選考) 1点
- ストーリー賞(多くの人が共感する作品のエピソード) 1点
入賞者の方へ愛知県常滑の選りすぐりのギフトを集めた「お楽しみパック」を差し上げます。
惜しくも入賞を逃した方から抽選で30名様に、INAXライブミュージアムのショップオリジナルギフトを差し上げます。
事項
- ・優秀作品に選ばれた方は、INAXライブミュージアム公式サイト、本サイトにて、作品と作品タイトル、お名前を記載させていただきます。
- ・皆さまからお寄せいただきました、「光るどろだんご」制作にまつわるエピソードは、弊社広報物(公式サイト、本サイト、SNS等)で掲載する場合がございます。
- ・INAXライブミュージアム(愛知県常滑市)は、株式会社LIXILが運営する文化施設です。
「光るどろだんご オンラインコンテスト2020」に関するお問い合わせはこちら
応募フォームにご記入いただいた個人情報は、光るどろだんご全国大会に関するご連絡、また住まいに関する情報をメール等にてお送りさせていただく場合がございます。
詳細は株式会社LIXILのプライバシーポリシーをご参照ください。
LIXILの文化施設「INAXライブミュージアム」で2006年から開催している
土の体験教室です。
やきもの用の粘土をまるめたタネをステンレスカップで丸く、真球になるように削り、表面を平滑にして化粧泥(色をつけた土)をのせ、磨きあげて光らせるものです。2ミクロン以下の細かさと扁平な形状という粘土粒子の特性をいかし、表面を押さえつけて粒子の向きをきれいに整えることによって光沢を出します。化粧泥の色の組み合わせや磨き具合で様々な表情が生まれ、子どもから大人まで幅広く楽しむことができます。
「光るどろだんごづくり」は、衛生陶器やセラミックタイルなど、LIXILのやきもの製品の製造に欠かせない「粘土」を材料に、削り、色付け、磨きの工程を経て「光る土の球体」をつくり上げる、INAXライブミュージアムオリジナルの体 験教室です。大人から子どもまで幅広く楽しめ、色の付け方や磨き具合でユニークな作品を作ることができます。競い合えば、もっと楽しくなるという思いで、2008年第1回全国大会を開催しました。大会で生まれた独創的な作品で、光るどろだんご全国大会のあゆみをふりかえります。
全国大会を中部国際空港
セントレア開催開始
代表選手は、セントレア見学
ツアー開始
9年7カ月で体験者20万人達成
より多くの人に「光るどろだんご」の魅力を知っていただくため、2018年には「どろだんごEXPO」を同時開催。中部の空の玄関口、
セントレアに訪れた多くのお客様にも、ワークショップやガチャガチャなどのアトラクションでどろだんごと触れ合っていただきました。
作り出す工程を見る事のできないコンテストですが、「時間制限なし」の応募ルールにそって、1ヶ月かけて丁寧に削り出した、その努力を仕上がったどろだんごが静かに物語っています。4色の化粧どろを薄く塗っては磨く作業は、どろだんごの基本を理解して行っていると感じました。どろだんごに注ぐ情熱は、しっかりと伝わってきました。PC画面を拡大し隅々まで拝見しました。まさに鉄壁の満点のどろだんごで、感動致しました。