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水と風と光のタイル ―F.L.ライトがつくった土のデザイン  Water, Wind, Light: Tile Design of Frank Lloyd Wright


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水と風と光のタイル ―F.L.ライトがつくった土のデザイン  Water, Wind, Light: Tile Design of Frank Lloyd Wright

著者 内田祥士、隈研吾、後藤泰男、酒井一光 ほか


本体価格 1,500円(税抜き)
B5判 64頁 オールカラー
ISBN 978-4-87275-404-9
2007年4月13日発行

帝国ホテル旧本館は、20世紀を代表するアメリカの建築家フランク・ロイド・ライト(1867-1959年)の代表作として知られています。
建物は、さまざまな装飾が施された大谷石、スクラッチタイルやテラコッタなど、400万個以上の素材によって覆われていました。それらの建築素材にライトが求めたのは、1910年代当時の一般的な洋風建築に使われていた「赤色」ではなく、「黄色」く焼き上げること。
膨大な数に加え、技術的にも高度な注文に応えたのは、知多半島(ちたはんとう)の土と、愛知県にあるやきもののの街「常滑(とこなめ)」、そして陶工・久田吉之助(ひさだきちのすけ)の存在でした。
本書は、INAXライブミュージアムの「土・どろんこ館」で開催される、同名の展覧会にあわせて制作されました。
帝国ホテル旧本館を華麗に飾り、光の透過や、風や水の通り路などを演出したタイルやテラコッタを、「土の造形美」として改めて見直します。また、「帝国ホテル煉瓦製作所」の当時の様子を伝える貴重な写真や、現代の技術者が復元してわかったこと、さらには近代や現代の建築に与えた影響の考察など、やきものの建築素材の魅力と可能性を満載しています。

帝国ホテル、タイルを歩く  写真 村井修 梶原敏英


F・L・ライトが出会った、石とやきものの素材  谷川正己
ライトは、採光をデザインした  酒井一光
スクラッチタイルを作り損ねた男、久田吉之助  佐野由佳


現代版「帝国ホテル煉瓦製作所」  後藤泰男


ライトのタイルが、日本の近代建築にもたらしたもの  内田祥士
素材の使い方、ライトの現代性  隈研吾


―土の広がり【第一回】―  作庭の世界  河西力

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