INAXライブミュージアム 世界のタイル博物館 INAX TILE MUSEUM

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企画展(1階 企画展示室:入場券必要)

だいすきトコナメ・アート展 〜トイレはみんなの舞台(ステージ)だ!
2011年10月9日(日)〜18日(火)

会期

2011年10月9日(日)〜18日(火)

時間

10:00AM〜5:00PM(入館は4:30PMまで)

会場

世界のタイル博物館 企画展示室

休館日

第3水曜日


アーティストユニット、ニシムラマホさんとタキナオさん(マホ・ナオ)による“ベンキアート”作品展。
マホ・ナオさんは、2011年4月に開催された『常滑クラフトフェスタ』でインスタレーション・ワークショップを行い、人気を博しました。
ライブミュージアムではアーティスト イン レジデンスの一環としてマホ・ナオさんを招き、「ものづくり工房」で絵付けした3台の便器と、展示会場の壁や床をドローイングするインスタレーションによる展覧会を開催しました。



作品は二人の共作で、それぞれの感性が合わさって一つの作品が生まれます。便器に絵付する様子を一般公開し、身近な便器がアート作品に変貌していく様もご覧いただきました。
「便器に絵付けするなんてめちゃくちゃ楽しかった!」と言うマホ・ナオさんですが、その制作過程は「便器」とのせめぎ合い。
「便器って汚れもつきにくい、光沢のムラもない、完璧に出来上がった頑固者っていう感じ。だから最初は、私たちの世界観を受け止めてと叫びたい気分でした。でもだんだん話を聞いてくれるようになって、便器とのやりとりが面白くなりました」。
確固たる用途を持つ便器。便器に触発された自由な表現者であるアーティスト。その出会いが生み出した今までにない便器アート。
「見て、感じて、使ったらどんな気持ちか想像をめぐらせてほしい」と、マホ・ナオさん。




展示会場では、マホ・ナオさんとともにライブミュージアムのスタッフや地元常滑の方たちなど約50人も加わり、やきものをつくる3つの要素「土・水・火」をイメージして壁や床に絵を描きました。
作品には座ってもよく、『自由に写真を撮って、ネットから投稿してください』の貼り紙が。来場者が思い思いに写真を撮りその場で投稿すると、会場に備えられたデジタルフォトフレームですぐに写真が見られるという仕掛けです。
「楽しいね!」「こんなふうに撮っている人がいる!」と、顔を寄せて画面をのぞき込む人たち。作品を含めた会場と来場者の新しいコミュニケーション展示になりました。




展覧会初日は、音楽に合わせて壁板に絵を描くイベントを開催。名古屋を中心に活動するミュージシャン“プライナス”と“ainoomps”の歌と演奏に合わせて、マホ・ナオさんが壁板にドローイングしました。
会場の熱気でマホ・ナオさんの筆も軽快に走り、全員が歌と手拍子で参加するクライマックスへ。「みなさんの気持ちに自分が解放されて、新しい表現ができました!」と、マホ・ナオさんも満足の舞台(ステージ)になりました。

■作家紹介
ニシムラマホ

1981年名古屋市生まれ。
京都精華大学芸術学部デザイン学科ビジュアルコミュニケーションデザイン専攻 卒業。
イメージの連鎖反応を微細に描き留めることで生まれる有機的な世界をテーマにした作品を制作。
近年は、「描く過程そのものが表現したいことそのもの」という思いが強く、ライブドローイング、リクエストドローイングといったパフォーマンスにも取り組んでいる。 http://mimizu.pupu.jp/



タキナオ

1983年愛知県生まれ。
広告デザイン専門学校 グラフィックデザイン科 卒業。
暗い夜があたたかになり、重い足も一歩ふみだせる。日常と真摯に向かい合う姿は感動的で、幾度も私の世界を照らし励ましてくれました。それらの光をたよりにして、感謝や感動、不安や欲望と向き合いながら、動物や抽象的な形などを描いています。これが、また誰かの光となり、つながっていければ幸いです。
http://www.nahot.net/



■作家からのメッセージ(PDFをダウンロードください)
「制作を終えて」 pdf_icon_s.gif PDF 181KB
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