INAXライブミュージアム 世界のタイル博物館 INAX TILE MUSEUM

博物館概要
常設展
展覧会のご案内
企画展一覧
やきもの新感覚シリーズ一覧
展覧会一覧
研究レポート
タイル・れんがの豆知識

展覧会のご案内


企画展(1階 企画展示室:入場券必要)

ミントンのタイル―千変万化の彩り
Minton Tiles ―A Rich Profusion of Patterns and Colours

2012 年4月21日(土)〜7月17日(火)





会期

2012 年4月21日(土)〜7月17日(火)

開館時間

10:00AM〜5:00PM(入館は4:30PMまで)

会場

「世界のタイル博物館」企画展示室

休館日

第3水曜日

入場

共通入館券が必要

企画

INAX ライブミュージアム┼吉村典子

展示デザイン

株式会社プロセスプラス



【関連セミナー】

「イギリスの女性を魅了した、タイル── 19 世紀の“新しい”暮らし」
デザインのモチーフにまつわる物語や、当時の人びとの暮らし・風俗を織り交ぜながらお話しいただきます。

日時

2012 年4月21日(土)2:00pm 〜 3:30pm

講師

吉村典子(よしむらのりこ)
宮城学院女子大学教授。
愛知県生まれ。 京都工芸繊維大学博士課程修了、学術博士。
専門はデザイン史、住文化史。
イギリスの住空間とタイルをテーマとする論文も多数。

会場

世界のタイル博物館 セミナールーム

定員

40 名/要予約。聴講費無料



★申込方法★
FAX かメールにてお申込みください。
FAX/0569-34-8283  E-mail/event.ilm@lixil.co.jp
「ミントン展セミナー聴講希望」と明記のうえ、「氏名、電話番号、参加人数」を記載ください。定員になり次第締め切ります。
※キャンセルされる場合は、必ずご連絡ください。お問合せ. 0569-34-8282






「選ぶ楽しみ」の誕生、タイルカタログ
19世紀のイギリスで花開いた、ヴィクトリアン・タイルの多種多様な色彩と文様は、100 年以上経たいまでも、私たちを魅了します。その当時、先駆的な役割を担ったのは、現代もティーカップなどで馴染みのある、ミントンでした。




ミントンは1793 年、イギリス窯業の中心地ストーク・オン・トレントを拠点にトーマス・ミントンによって設立されました。代々新しい技術を開発することに積極的で、中世ゴシックの象ぞうがん嵌タイルを再現したり、色鮮やかな鉛釉「マジョリカ」を開発します。さらに、当時人気の建築家やデザイナー、美術家を起用し、テーブルウェアからタイルに至るまで、最も注目される陶磁器メーカーになりました。




19世紀後半のイギリスは社会全体が豊かになり、貴族だけでなくより多くの人が自分の「暮らし」に目を向けるようになりました。室内装飾をテーマにした本が人気を呼び、なかには、タイルを使った例を示し機能性と装飾的な魅力を伝えるものも出始めます。




こうした社会の動きを見て、ミントンはいち早く多色刷りのタイルカタログの発行を始めました。「タイルの実物がなくても、使われた空間を想像できる」。ミントンは、消費者に「選ぶ楽しみ」をもたらしました。
さらに街のなかでは、商店や百貨店、代理店が流通の窓口となって室内空間を提案し、その装飾材としてタイルをカタログや見本で紹介するようになります。使う立場の人と言葉を交わすことで、単なる画一的な工業製品によるものではない、さまざまな趣をもったタイル空間が誕生しました。




本展では、当館収蔵のコレクションからミントンのタイルをデザイン別に、エピソードを交えながらご覧いただきます。19 世紀の人たちが心躍りながらカタログをめくりタイルを選んだ感覚を、お楽しみください。




Tile Catalogues--The“ Joy of Selecting”

Victorian tiles, an industry that flowered in the 19th century, fascinate us even now, over a century later, with their dazzling array of colours and patterns. Minton was a forerunner in the manufacture of the tiles, and played a major role in their popularity.
Minton was established in 1793 by Thomas Minton in Stoke on Trent, the home of England’s pottery industry. By continually introducing new technologies and employing popular designers in producing tableware and tiles, Minton became the most recognized ceramics manufacturer of its times.
The late 19th century brought wealth to English society as a whole. Not only aristocrats but also people in general grew interested in fashionable lifestyles. Minton, at this time, was quick to distribute full-colour tile catalogues offering consumers the“ joy of selecting.”
Before long, Victorian tiles became available at shops, department stores, and agencies, which sought out the opinions of users, and tiled rooms and spaces of all varieties were born.
This exhibition presents Minton tiles in many colours and patterns from the Museum’s collection, by category of design. We invite you to experience the thrill felt by 19th-century homemakers as they leafed through catalogues to select tiles.









【関連小冊子販売のご案内】

ミントンのタイル―千変万化の彩り』

《図版構成》2012年4月21日発売
オールカラー総22ページ、210×210mm、中綴じ
ポストカード3枚つき、定価(税込み) 800円

19世紀、イギリスの女性を魅了したタイル・・・吉村典子
*タイル・カタログ
*ミントンの歴史
*裏足
*日本にあるタイル空間
*タイルコレクション◎171種
ゴシック・リヴァイヴァル/クラシック/風景/物語絵/異国趣味/植物/異素材
*コラム◎日本趣味/ピュージンとゴシック/炉床/ウィリアム・ワイズ/「子供」の空間とタイル/ジョン・モイア・スミスのデザインとサイン/「おしゃれ」のシンボル、向日葵/ドレッサーの植物文様





【企画展関連商品 ミュージアムショップ オリジナル「紅茶」】
展覧会開催にちなみ、美しいミントン製タイルの柄をパッケージに仕立てた、オリジナルブレンドの紅茶3種をご用意しました。

ティーパック15個入 各\1,260(税込)。ミュージアムショップにて販売中
ヴィクトリアン・グレイ(柑橘系のすっきりとした味わい)/グリーンティー・ヌーボー(ほんのり甘く飲みやすいグリーンティー)/フロリアン・ブーケ(美肌効果の高いハーブティー)



ページの先頭へ

LIXIL Link to Good Living

Copyright © LIXIL Corporation. All rights reserved.