私たちが生活する空間には「木」でつくられたもの、「陶」でつくられたものがふんだんにあります。長く馴染んできたこのふたつを、あらためて見てみようと思います。
個々に、あるいは組み合わさったものとして、例えば、キッチンでは「木の食卓+陶磁器の食器」、リビングには「木製の棚+陶磁器の花器」のように、「木と陶」は無意識のハーモニーを奏でてきました。しかしそれらは、ちょっと離れていました。そこでもっと「木」と「陶」が近くに寄れないかというのが今回のテーマです。
各地のさまざまな樹種を持つ木の特性は、加工のしやすさ、肌合いのやさしさ、そして丁寧に扱うと柔らかく輝いてきます。一方陶(やきもの)は繰り返し使っても、その透明感や清涼感は変わりません。陶器の肌合いもまた月日を重ねて、親密な表情を醸し出します。
今回は「木と陶」のあらたなであいがつくる「ここちよい空間、こころやすらぐ空間」をグループや、工房をもつショップ、木工作家などの方々から提案いただき、4回の会期に分けて展示します。
会期 |
Part2: 2006年6月6日(火)〜2006年6月27日(火) |
時間 |
10:00AM〜5:00PM(入館は4:30まで) |
会場 |
世界のタイル博物館 1階 |
第2会場 |
陶楽ギャラリー/世界のタイル博物館隣 陶楽工房内 |
休館日 |
毎週月曜日 |
企画 |
世界のタイル博物館企画委員会 |
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<出展者の紹介>
柏木工 株式会社 (http://www.kashiwa.gr.jp)
会社設立:1943年
本社:岐阜県高山市
代表者:関 道朗
厳しくも美しい飛騨の自然に暮らし、自然の実りをかたちにして、高い技術と感性で独自の伝統と文化を創りあげてきた、その飛騨ならではの「木づくり文化」が柏木工の物づくりに生きつづけています。
企業理念に「豊かな暮らしの創造」を掲げ、家具と建装材の両方を生産しています。
多くの作品は、生活と家具の出会いの場を提供する直営ショップ
「Jホームスタイル (http://www.j-homestyle.com)」でご覧いただけます。