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2009年以前の記事は、ライブミュージアムでの日々の出来事やスタッフの想いを綴ったものです。

2006年9月以前の記事は、土・どろんこ館開設準備室による「どろんこ広場」として書かれたものです。

独自企画や地域との連携で、コンサートや講演会、ワークショップなど、さまざまなイベントを開催しているミュージアム。ライブ感あふれる活動をスタッフがご案内・ご報告します。

No.196 「竹と花でトンネルを作ろう〜アーティスト・ガーデンの試み〜」 2016/03/31  水野 Tweet 企画展「素掘りのトンネル　マブ・二五穴」関連 ボタニカル・ワークショップ 『竹と花でトンネルを作ろう〜アーティスト・ガーデンの試み〜』 ３月27日（日） １３：００−１６：００ 「どろんこ広場」 竹や縄、色とりどりの花などの”自然素材”を使った、ボタニカル・トンネルをつくるワークショップ。自分たちの手で一から空間をつくる楽しさを体験します。 「トンネルをつくるため」にどろんこ広場にやって来たのは、大人、子ども総勢30人。 でも、どんなトンネルになるのか、誰にもわかりません。今日つくるトンネルは、参加者のみなさんが、ともにつくりあげる完成図のない作品なのです。 講師には美術家の大竹誠さん。 　　 サクラ、サンシュ、ハナモモ、レンギョウ、　モクレン、コブシ 菜の花、チューリップ、フリージア、ダリア・・・・色とりどりのたくさんの花を準備したのは鍋田造園の岡 佐紀子さんと山口 功さん。ライブミュージアムの植物を手入れしていただいている造園家の方です。 　 トンネルづくりの前に、まずは企画展『素掘りのトンネル　マブ・二五穴』を見学。 人が通れるぎりぎりの大きさで掘られた素掘りのトンネルの、“人間サイズ”の空間を体感します。 今回つくるボタニカル・トンネルも、参加者の身長、人数で大きさや形が変わる “人間サイズ”のトンネル。 最初は、トンネルの原形を作ります。用意された竹をアーチ状にして、地面の穴に差し込んでいきます。補強のために、横に竹を通して縄で結んで、トンネルを自立させます。 上手に結べるかな? トンネルの原形が見えてきました！ いよいよ次は、植物の出番です！ 最初は、サクラやユキヤナギなどの枝もので、トンネル全体を覆っていきます。 　 だんだんと、トンネルが緑や花々で覆われていきました。 チューリップやガーベラはアクセントに。 ここで一息入れて、おやつタイム！ 焼き芋をやいているのは、賢山窯の前川賢吾さん。 常滑を体表する焼き物作家で、常滑市指定無形文化財常滑焼工法「大物ヨリコ造り」の保持者として、伝統工芸士に認定されています。 今日の焼き芋は、その前川さんがつくった焼き芋用の甕で焼いたもの。 「世界で私だけだよ、こんなものつくるのは。絶対おいしいから食べて！」 完成したトンネルをくぐる子どもたち。「いい匂い」「きれいだね」とみんな楽しそう。 最後はみんなで記念撮影。 「こんなふうになるなんて、思いもしなかった」と、できあがった花のトンネルに感激する参加者のみなさん。 「植物を介在させた初めてのワークショップ。アートのような、園芸のような、私もおもしろかったです。やっぱり植物はいいですね」と、大竹さんも、ボタニカル・トンネルの出来栄えに満足そうでした。 完成したトンネルは、4月2日（土）13:00 まで、「どろんこ広場」にて公開しています。 自然のものですので、お花はだんだんと萎れてきていますが、うつりゆく自然の姿もふくめてボタニカル・トンネルの香りや 存在感をどうぞごらんください！ ご参加くださったみなさん、ありがとございました！ LIXIL文化活動Facebook: https://www.facebook.com/LIXIL.culture 最近の投稿一覧