建築・美術展 GALLERY 2




展覧会案内

西野康造 展 Nishino Kozo Exhibition<br>-Space Memory-

西野康造 展 Nishino Kozo Exhibition
-Space Memory-

2014年4月18日(金)〜5月27日(火)

■ 休館日
水曜日、5/25
■ 開館時間
10:00〜18:00
■ 観覧料
無料

アーティスト ・トーク4月18日(金)18:00〜19:00

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「Sky Memory」
2009-2013年 チタン合金 直径30m(半円状)
総重量:約230kg 4 World Trade Center, NY
コーディネイト:アートコートギャラリー
協力:スパイラル/株式会社ワコールアートセンター
撮影:豊永政史



展示会概要



西野康造は80年代より金属を素材として、空や風から着想を得た彫刻を制作しています。その作品は繊細で優雅、スケールの大きさが特徴で、野外に設置されて自然の風を受けて悠然と動く一連の作品は国内外で高い評価を得ています。
2013年秋には、ニューヨークの9.11メモリアルパークに面して建設された「4 World Trade Center(設計:槇文彦)」に作品「Sky Memory」が設置されました。
本展ではこの機会に、東京で14年ぶりとなる西野の個展を開催します。会場では、ギャラリーの空間に合わせてつくられた直径5.9mの新作「Space Memory」を展示します。

見どころ

@ 新作「Space Memory」
西野康造はこれまで「富山国際会議場」(1999)や「トッパン小石川ビル」(2000)などを設計した建築家とコラボレーションして作品を制作した経験が多くあります。2013年秋には、ニューヨークの9.11メモリアルパークに面して建てられた「4 World Trade Center(設計:槇文彦)」の1階ロビーに西野の作品「Sky Memory」が設置されました。
本展では、東京で14年ぶりとなる西野の個展を開催します。会場では展示空間に合わせて新しく作られた作品「Space Memory」が展示されます。直径5.9mの円環が、据え付けられた壁から会場いっぱいにそのかたちを延ばした作品です。円環は永遠をイメージしています。

A 空の記憶がイメージ
西野は、室内展示において常に空間を意識した作品づくりを試み、2000年のINAXギャラリー(現在のLIXILギャラリー)の展示においても、室内からは見えないはずの空の広がりを感じさせる心地よい展示が好評でした。
西野は80年代よりチタン、ステンレス、アルミニウム、鉄などの金属を素材として、空や風など自然から着想を得た彫刻を制作してきました。その作品は繊細で優雅、スケールの大きさが特徴で、中でも野外に設置されて自然の風を受けて悠然と動く一連の作品は国内外で高い評価を得ています。
作品のイメージは、日が暮れていく空を眺めているときに、空に吸い込まれていくような感覚を味わった少年期の体験や、どこまでも広がる空や宇宙への憧憬や畏怖が原点となっています。

B 9.11メモリアルパークの作品「Sky Memory」 「4 World Trade Center(設計:槇文彦)」に設置された西野の作品「Sky Memory」は、直径30m、ふたつの半円からなる作品はエントランスホールの高さ7mの地点に据付けられ、自然光に包まれるロビーの上方から悠々と人々を迎え入れます。作品は軽量化のために空洞化されたチタン合金製線材を素材にし、手作業で溶接してつくられています。ふたつの弧に分けられ微かな風にもそよぐ作品は、揺れ動く不安定な世界を象徴しており、国境を越えて人類がひとつの輪となるよう、西野の願いが込められています。

西野康造
西野康造西野康造
西野康造

2014年 会場風景

◆アートニュースはPDFをご覧下さい。
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作家略歴
1951年 東京都生まれ
1977年 京都市立芸術大学彫刻専攻科修了
個展
2014年 アートコートギャラリー(大阪)['97、'04]
LIXILギャラリー(東京)['00]
2011年 本郷新記念札幌彫刻美術館(北海道)
2004年 スパイラルガーデン(東京)['97、'92]
1997年 富山市民プラザ
1986年 ギャラリー16(京都)
グループ展
2012年 Reactivation―第9回上海ビエンナーレ(上海当代芸術博物館)
2009年 Sculpture by the Sea(オーフス、デンマーク)
2008年 Sculpture by the Sea(シドニー、オーストラリア)
2005年 現代日本彫刻展(宇部市野外彫刻美術館、山口)['99、'97、'89]
2001年 越後妻有アートトリエンナーレ2000(川西町、新潟)
1996年 アートは楽しい7 IN/OUT(ハラミュージアムアーク、群馬)
1992年 都市の指標―現代彫刻と環境展(日本橋高島屋)
東京アートエキスポ特別企画展(晴海国際見本市会場)
1990年 小田原城野外彫刻展(小田原城址公園、神奈川)
1989年 せとだビエンナーレ(広島) 今日の造形6(岐阜県美術館)
1988年 第11回神戸須磨離宮公園現代彫刻展(兵庫)
1987年 第5回ヘンリー・ムーア大賞展(美ケ原高原美術館、長野)['85]
1986年 日本国際美術展(東京都美術館/京都市美術館)['84]
1985年 京都府美術工芸選抜展(京都府立文化芸術会館)
現代日本美術展(東京都美術館/京都市美術館)['81]
1984年 京都美術展(京都府立文化芸術会館)['81]
受賞歴
2011年 第15回本郷新賞
2002年 長野市野外彫刻賞
2001年 中原悌二郎賞 優秀賞
1997年 現代日本彫刻展 毎日新聞社賞
1995年 AACA賞 特別賞
1990年 小田原城野外彫刻展 大賞
1989年 現代日本彫刻展 東京国立近代美術館賞
1988年 須磨離宮公園現代彫刻展 朝日新聞社賞 埼玉県立近代美術館賞
収蔵先
<海外>
2013年 4ワールド・トレード・センター(ニューヨーク、アメリカ)
上海当代芸術博物館(上海、中国)
2012年 キャンベラ(オーストラリア)
2010年 ソウル(韓国)
2008年 シドニー(オーストラリア)
2001年 金浦国際彫刻公園(金浦市、韓国)
<国内>
2013年 ワテラス(東京)
2010年 創成川公園(北海道)
2007年 JR清水駅東口(静岡)
2005年 宇部市 山口大学附属病院(山口)
2003年 北海道療育園(北海道)
しもだて美術館(茨城)
JR相生駅前(兵庫)
2002年 JR長野駅東口(長野)
2000年 凸版印刷株式会社本社ビル(東京)
十日町市(新潟県)
1999年 霧島アートの森(鹿児島)
片倉公園(山口)
1998年 富山市国際会議場(富山)
1997年 緑と花と彫刻の博物館(山口)
1995年 茅ヶ崎公園プール(横浜)
1994年 アクトシティ浜松(静岡)
1993年 大橋公園(長崎)
1989年 東京国立近代美術館(東京)
島ごと美術館(広島)
1988年 埼玉県立近代美術館(埼玉)
1985年 京都府立総合資料館(京都)
■作品集出版のお知らせ
2013年11月に竣工したニューヨークの「4 World Trade Center(設計:槇文彦)」1階ロビーに設置された作品「Sky Memory」のプロジェクトを中心とした作品集が出版されます。
タイトル:「Kozo Nishino SKY MEMORY(仮)」2014年5月末 初版発行予定
著者:西野康造
執筆:槇 文彦、平芳幸浩
作家インタビュー:建畠 晢(インタビュアー)
仕様:日・英|A4|カラー、80頁|上製本
価格:未定
発行:アートコートギャラリー(株式会社八木アートマネジメント)
■西野康造 個展情報
展覧会タイトル:「Space Memory」
会期:2014年6月7日(土)〜28日(土) 11:00〜19:00 *土曜日は17:00まで
会場:アートコートギャラリー 大阪市北区天満橋1-8-5 OAPアートコート1F

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