建築・美術展 GALLERY 2




展覧会案内

羽山 まり子 展 Hayama Mariko Exhibition<br>-マイホーム-

羽山 まり子 展 Hayama Mariko Exhibition
-マイホーム-

2013年10月3日(木)〜10月28日(月)

■ 休館日
水曜日
■ 開館時間
10:00〜18:00
■ 観覧料
無料

アーティスト・トーク 10月19日(土) 18:00〜19:00

プレスリリースpdf_icon_s.gif ※ご覧いただくにはAdobe Reader が必要です。

「肉体へ回帰せよ」(部分)2012
ワードローブ、家具、家電製品、日用品、ラップ、内装材



展示会概要
羽山まり子の作品は、自身の生まれ育った1980年代に、実際に日本の家庭で使われていた家財道具を大量に使って行うインスタレーションです。時代と家族をテーマに考察する視点と、大胆な展示方法が魅力です。積み重ねられ、ラップでパッケージされたソファや炊飯器、柱に吊り下げられた椅子など、時空を越えたイメージを感じさせて迫力があります。今展は「家族」シリーズの新作をご覧頂きます。


見どころ

@ 「家族」シリーズ新作発表
羽山まり子は、1980年代の日本の家庭にあった家財道具を使って、インスタレーションを行います。
実際に使われていた家財道具から想起される家族ドラマのイメージが、見る者をとらえます。展示方法も重力を無視したかのような縦横無尽さで迫力があります。本展は3年ぶりの個展で新作を発表します。

A 家財と家族の関係性
羽山まり子の作品は、椅子を家族ひとりひとりになぞらえて、それが中空で衝突しているように展示したり、祖母と母の各々の時代の家具を積み重ねて血族を表したり、家財の時代性や種類、装飾デザインを隠喩として、繰り広げられる人間模様を象徴的に表わしています。時には家庭内暴力も連想させ、また愛情表現に胸が詰まるようなシーンもあり、印象的です。

B 社会と個人
羽山まり子は女子美術大学の洋画科から制作を始めましたが、学部3年時より絵画から徐々に離れ、現在の手法で制作しています。社会の大きなシステムに興味を持ち、モチーフとしています。地元埼玉県川口市のキューポラ煙突、足尾銅山の黒い砂礫といった負の部分をクローズアップさせる視点が特徴です。最近では社会から個人の体験へとテーマが集約してきました。社会の最少単位としての「コミュニティ=家族」に着目して制作された作品をご覧いただけます。



羽山まり子(Hayama Mariko)展

羽山まり子(Hayama Mariko)展

羽山まり子(Hayama Mariko)展
羽山まり子(Hayama Mariko)展

2013年10月会場風景

◆アートニュースはPDFをご覧下さい。
羽山まり子展アートニュースpdf_icon_s.gif ※ご覧いただくにはAdobe Reader が必要です。
作家略歴
1983年 千葉県生まれ
2010年 女子美術大学大学院修士課程修了
個展
    
2009年 「keep distance」ガレリアnike (東京)
2010年 「複合回路vol.4羽山まり子」galleryαM(東京)
グループ展
              
2008年 「WATARASE Art Project」(栃木)
2009年 「WATARASE Art Project」「show case」(群馬)
「WATARASE Art Project」「渡良瀬社宅アーティストインレジデンス」(栃木)
「WATARASE Art Project」「わたらせ社宅展」(栃木)
2010年 「WATARASE Art Project」「Discovery After 400 Years」(栃木)
2012年 「川口の新鋭作家展2012」 川口市立アートギャラリーアトリア(埼玉)
「海のいどころ」ゲルオルタナ(東京)
受賞
              
2008年 Artist Critic Program(女子美術大学)
2011年 川口の新鋭作家展2011入賞(川口市立アートギャラリーアトリア)

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