建築・美術展 GALLERY 2




展覧会案内

川北ゆう −ゆらぎのあと 景色をそそぐ−展

川北ゆう −ゆらぎのあと 景色をそそぐ−展

2010年7月2日(金)〜7月28日(水)

■ 休館日
日祝日
■ 開館時間
10:00〜18:00
■ 観覧料
無料

アーティスト・トーク 7月2日(金) 18:00〜19:00

アートニュース

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Photo:[ 今日までを想う パネル、油絵具/2430 x 3660cm/ 2009年 展示風景 studio90



展示会概要
川北ゆうは、水、空気、植物の生命力、風の動き、その中にいる身体、すべてに共通して流れている自然そのものの感触を表現しようとしています。
白い画面の上にひといきに勢いよく流され、揺れて泳ぐ線の集合体。近づいてみると、一本一本が細かい振動でふるえる繊維や、藻のように微妙な表情を見せて錯綜し、不可思議な美しいフォルムをつくりだしています。色は川北に影響を与えた馴染み深い自然などから抽出された色、川の青や苔の緑などです。
暗い部屋にそこだけスポットをあてて浮かび上がる白い画面は、床に置かれ、作品の周囲を回りながら覗き込むように見ます。そこには、流れゆく川の水面のすがすがしさや、水底にそよぐ藻の深さまでもが感じられるようです。空気がひとすじの煙によってその複雑な気流を明らかにするように、川北の作品は、見えないものの存在感を画面に定着させているようです。

川北ゆう(Kawakita Yu)展

川北ゆう(Kawakita Yu)展

「2010.6.16」2010  パネル 油絵具 210×420cm

川北ゆう(Kawakita Yu)展 川北ゆう(Kawakita Yu)展

「2010.6.9」 2010  パネル 油絵具 210×420cm  

作家の川北ゆうは京都出身・在住の26歳。京都精華大学では洋画を専攻し、現在のような作品に至るまで、自然という存在の力を画面へ置きかえる作業を模索してきました。人工的にシミをつくったり、毛細管現象を利用した作品の後、水を大量に使う手法に行き着きます。床に支持体を置いて、上から水を流すようにして制作される作品は、そのまま展示のかたちになります。あふれるほどの水を用いて生み出される流線は、画面上に痕跡となり、捉えきれない自然のエネルギー、美しいかたちをつくりだします。
今展では4m大の新作2点をごらん頂く予定です。都会の夏に涼を感じさせる、みずみずしい作品をぜひ会場でご覧ください。

川北ゆう(Kawakita Yu)展

2010年ギャラリー2会場風景

作家略歴
1983 京都生まれ
2006 京都精華大学芸術学部造形学科洋画専攻を卒業
■ 個展
2005 川北ゆう展  GALLERY 森陽舍/ 京都
2007 WATER WAVER 立体ギャラリー射手座/ 京都
2009 今日までを想う studio90/ 京都
■ グループ展
2005 目の前を、聞く。 ギャラリーフロール/ 京都精華大学内ギャラリー
2006 STAIRS  海岸通ギャラリーCASO/ 大阪
2008 SENJIRU - INFUSION GARELIE KASHYA HILDEBRAND / チューリッヒ
2009 FLOATING STROKES GARELIE KASHYA HILDEBRAND / チューリッヒ
2010 45x45-On The Wall- GALLERY ARTISLONG / 京都 
■ ワークショップ
2008 水に絵の具を泳がせよう サントリーミュージアム/ 大阪

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