建築・美術展 GALLERY 2




展覧会案内

福井直子 展  -絵のある部屋-

福井直子 展 -絵のある部屋-

2007年12月3日(月)〜12月26日(水)

■ 休館日
日祝日
■ 開館時間
10:00〜18:00
■ 観覧料
無料

アーティスト・トーク

2007年12月3日(月) 18:00〜19:00

アートニュース

「絵のある部屋」2006年(※部分) キャンバス・油彩・ビーズ他 SPICAart展示風景 撮影/坂本阡弘



展示会概要
福井直子(Fukui Naoko)さんの作品はギャラリー全体を使ったインスタレーションです。画廊空間につくられるのは、入れ子状の部屋。 壁紙もカーペットも、絵画や家具、観葉植物、すべて福井さんが描いた絵画です。 キャンバス地に油彩やビーズ刺繍を用いて、同一トーンの淡い色彩で、陰影のないフラットな技法で描きます。 ミントグリーンの壁紙、テラコッタ色のれんが、濃緑色の観葉植物、ペールピンクの窓。 そして「絵のある部屋」の中の、絵に描かれているのは、ヨーロッパの大聖堂やモネの描く麦畑のような風景、あるいは飛行機から見た空や大地などで、一見して脈絡がなく不思議なイメージです。
福井直子
福井直子

見る者はその部屋に入ると、好きなもので満艦飾に飾ったドールハウスに紛れ込んでしまったような錯覚を覚えます。 私たちは普通、平面作品を見る時には正面に立って対峙することが多いのですが、福井さんの作品では、床・壁・天井を作品に囲まれ、真昼のような明るさとトロピカルな甘い色彩に、異次元に取り込まれてしまったような強い体験をします。 福井さんは今春、東京藝術大学大学院油画科を修了したばかりの若手作家です。展示に関しては、いつも自分の部屋の模様替えをするような感覚で臨んでいるために、展示可能なスペースすべてが作品となります。見る者はギャラリーという空間にある、作品という建物の中に出入りする体験を通して、感覚が何度か裏返されるような気分になります。また「部屋」には「ステージ」という意味も託していて、「ステージ」は宝箱を開ける時のような非日常の期待と喜びを象徴しています。クリスマス・ファンタジーの季節、ギャラリーを訪れて、もうひとつの部屋を体験して見てはいかがでしょうか。
福井直子
福井直子 福井直子
福井直子 福井直子

Photo:INAXギャラリー会場 2007

作家略歴
1977 岐阜県生まれ
2002.3 東京芸術大学美術学部絵画科油画卒業 O氏賞受賞
2004.3 東京芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻(油画第6研究室) 修了
2007.3 東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程絵画専攻油画研究領域 卒業 (博士号取得)
■ 個展
2005 「絵のある部屋」/SPICAart 東京
2006 「絵のある部屋」/SPICAart 東京(2人展・1階福井直子個展 /2階 大槻透個展) マニュライフ生命保険会社 社内食堂展示 東京
■ グループ展
2002 「escenas」5人展/ギャラリー毛利 東京
2003 「絵のある部屋」2人展/SPICA MUSEUM 東京     「スピCafé」/SPICAart 東京
2004 スーパー「カタクラ」店内展示 茨城県取手市     環展「情と感と知と夢と Part2」/アートギャラリー環東京 Tokyo Designer's Week 2004 「コンテナ展」 No.127大槻透の展示に参加
2005 「Think Ahead」 第4回中径展/府中市美術館市民ギャラリー東京
2006 「Think Ahead」 第5回中径展/府中市美術館市民ギャラリー東京
2007 「Game Girl」大槻透&福井直子/FARM by hiromi yoshii東京
■公募展
2002 トーキョーワンダーウォール公募2002入選

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