建築・美術展 GALLERY 2




展覧会案内

福本双紅 展 ―透明なものへ―

福本双紅 展 ―透明なものへ―

2007年10月1日(月)〜10月29日(月)

■ 休館日
日祝日
■ 開館時間
10:00〜18:00
■ 観覧料
無料

アーティスト・トーク

10月1日(月) 18:00〜19:00

アートニュース



展示会概要
福本双紅 (Fukumoto Fuku)さんの作品は白磁器によるインスタレーションです。 白く薄く伸ばされた土によるかたちは、雲や霞や水たまりを連想させる水明な美しさに満ちています。京都市立芸術大学を卒業して間もない2001年に朝日クラフト展グランプリを受賞して以来、高い評価を得てきました。今展は2003年に受賞した五島記念文化賞美術新人賞による英米滞在研修を記念してその成果を発表するものです。
福本双紅
福本双紅
福本双紅

人気作家として数々のグループ展に出品している福本さんですが、その魅力のひとつに個展でのインスタレーションがあります。4m四方のテーブルの上に何百個という大小様々な大きさの器を並べた「うすらひ(薄氷)」は雪景色と例えられるほど清澄でした。また、壁から細く突き出した飛び込み台のような棚の上に、大きな壺をゆらゆらと並べた「雲の風景」には、張りつめた緊張感と高揚感がありました。 福本の作品は鶴首、碗、壺、皿など陶芸の基本モチーフから始まりながら、最後には無限にゆらぐ弧による凛然としたかたちを出現させて、その存在感で見る者を圧倒します。白磁土の特徴を逆手に生かして生まれる独特のダイナミズムと、薄氷のような儚さが共存した作品です。 今展では、白く弧を描くかたちが、多数天井から下がる幻想的な新作インスタレーションを発表します。
福本双紅
福本双紅
福本双紅
福本双紅
作家略歴
1997 京都市立芸術大学美術学部工芸科陶磁器専攻 卒業
1999 同大学院修了
2004〜2005 五島記念文化財団の助成による1年の海外研修(USA、UKなど)
■ 受賞歴
2001 朝日現代クラフト展 グランプリ受賞
2002 京都府美術工芸新鋭選抜展 最優秀賞受賞
2003 平成15年度 五島記念文化賞 美術新人賞受賞
■ 個展
1998 ギャラリーマロニエ /京都
2002 京都燗屋、大阪・梅田阪急百貨店、はせがわ銀座本店 /東京
2003 世界のタイル博物館 /愛知、 INAXガレリアセラミカ新宿 /東京、 祇園小西 /京都、 ワコール銀座アートスペース /東京
2004 燈々庵 /東京
■ 公募展・グループ展
1997 〜2004 多数開催
2006 White Gold (Flow Gallery/ロンドン)、 磁器のうつわ展 (ギャラリーヴォイス/岐阜)、 Jingdezhen Ceramics Fair, International Exhibition (中国)、 女流陶芸展 (京都市美術館)
2007 置物一展 (悠遊舎ぎゃらりー/愛知)、 collect (Victoria and Albert Museum/ロンドン)、 SOFA (the Park Avenue Armory/ニューヨーク) のむうつわ(Toyoda/京都)、 蓼喰う蟲も酒器好き(悠遊舎ぎゃらりー/愛知)、 今、注目される日本の陶芸展(陶芸の森/滋賀)、 風韻―耳を澄ませば(FORUM ART SYOP/東京)、フタのある形(ギャラリーヴォイス/岐阜

ページの先頭へ

LIXIL Link to Good Living

Copyright © LIXIL Corporation. All rights reserved.