建築・美術展 GALLERY 2




展覧会案内

アニアス・ワイルダー展<br> -超重力 無限再生ジャーニー-

アニアス・ワイルダー展
-超重力 無限再生ジャーニー-

2007年7月2日(月)〜2007年7月28日(土)

■ 休館日
日祝日
■ 開館時間
10:00〜18:00
■ 観覧料
無料

アーティスト・トーク

7月2日(月) 18:00〜19:00  入場無料

アートニュース



展示会概要
スコットランド生まれのアニアス・ワイルダー (Aenease Wilder)は、取り壊した校舎の廃材などをピースに、接着剤を使わずに幾日もかけて積み木のように積み立てた構築物をつくります。
ピースの大きさは5×30cmなどで、編むように重ね、エスキモーのイーグルや連なる球体など、まるで重力など存在しないかのような奇跡的な幾何学形態をつくり出します。作品は大きなもので高さ7m、幅11m。緻密なディティールとスケール感で圧倒的な迫力があります。
アニアス・ワイルダー
アニアス・ワイルダーアニアス・ワイルダー

またこれらの作品は、会期最終日に作家自身や時には観客とともに「キッキング」というパフォーマンスを行い、一瞬にして作品を蹴って崩壊させることもあります。
膨大なエネルギーで積み上げた完璧なかたちを惜しげもなく消してしまう作品は無限の再生を思わせて、プロセスをふくめ、同じものを再び見ることができない無常さや、誰も所有しない、できないことの自由さを示唆し感動的です。
INAXギャラリーでは2000年、2001年とすでに2度個展を開催し、多くの観客を得ました。今回会場を リニューアルするにあたり、事前に少し長い制作時間を設けることができたため、3度目の登場をお願い しました。この間、アニアス・ワイルダーは世界中から高い評価を受け、アーティスト・イン・レジデンスにて、制作発表を重ねてきました。そのスタイルもより複雑にハイテクニックに、研ぎ澄まされ、ますます凄みを増しています。
アニアス・ワイルダー

Photo:INAXギャラリー2会場 2007



今展では新会場の壁から反対側の壁へと6mの支えのない宙に浮かぶかたちの立体を構築します。新会場と合わせて、ぜひご覧ください。
作家略歴
1967 スコットランド生まれ
1989-93 スコットランド・ダンカン・オブ・ジョーダンストーン美術大学彫刻科卒業
1993-94 エジンバラ美術大学大学院彫刻科修了
■ 最近の個展
2007 Exploratorium (サンフランシスコ/アメリカ)
2006 Musee de Gajac(Villeneuve sur Lot, フランス)
2005 “Empirical Association”, Silpakorn University Gallery, (バンコク/タイランド)
 “Empirical Association”,アートコートギャラリー  (大阪)
Association Pollen,( Monflanquin, フランス).
2004  “Videodokumentarisk “,Hordaland Kunstsenter, (ベルゲン/ノルウェー)   “New Projects” 中京大学アートギャラリーCスクエア (名古屋) / Gallery La Vie(盛岡)
  “New Project” 国際芸術センター青森(青森)
2003 “One day everywhere will look like this” 京都芸術セ ンター(京都)
“Seven Day Program” 岩手県立美術館(盛岡)
2002 "In Gevald van Nood", Gallery de Aanschouw (ロッテルダム/オランダ)
"The Ministry of Truth", Bemis Center for Contemporary Art(オマハ/アメリカ)
2001 ギャラリーそわか(京都), INAX Gallery 2(東京)
trans-art, Trondheim(ノルウェー)
,,Gallery La Vie(盛岡)

その他グループ展・受賞・レジデンスなど オランダ、アメリカ、スイス、日本、スコットランド、インド、 ノルウェー、イギリス、アイスランド、フランスなどで多数

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