建築・美術展 GALLERY 2




展覧会案内

西 雅秋「超・刻へ」+<br>「大地の芸術祭2006」再生民家のアーティストたち 展

西 雅秋「超・刻へ」+
「大地の芸術祭2006」再生民家のアーティストたち 展

2006年12月4日(月)〜2007年1月20日(土)

■ 休館日
日祝日、2006年12月27日(水)〜2007年1月4日
■ 開館時間
10:00〜18:00
■ 観覧料
無料

アートニュース

<対談>北川フラム×西 雅秋「超・刻へ」+「大地の芸術祭2006」再生民家のアーティストたち

◆2006年12月5日 (火)  ×西雅秋「彫刻の行き場ー空家と彫刻家」
downroadfile対談 pdf(542KB)

◆2006年12月14日(木)  ×プロスペクター「空家の日常と非日常」
downroadfile対談 pdf(709KB)

◆2006年12月26日(火)  ×池田修+(曽我部昌史)「BankART妻有について」
downroadfile対談 pdf(499KB)

◆2007年 1月12日(金)  ×福武總一郎「直島家プロジェクト」
downroadfile対談 pdf(543KB)

◆2007年 1月16日(火)  ×中村祥二+日本大学芸術学部(鞍掛)「2009年妻有の空家プロジェクト」
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◆2007年 1月18日(木)  ×入澤美時+安藤邦廣「民家の未来」
downroadfile対談 pdf(453KB)

18:30〜19:30  入場無料



展示会概要
INAXギャラリーは開廊から25年になりますが、その間数回の改装を行なってきました。
シンプルなホワイトキューブのギャラリースペースも、作品によって熱を持った磁場のようになります。いつの間にか、匂いや色がついてきて、それに惹かれ作家と観客が集まり、潮流を紡いでいく。改装によってスペースが変わるということは、その記憶をリセットして、また一から新たな時代を起していく再生作業となります。「記憶と再生」。今展ではそのことを改めて考える展覧会を企画しました。

今展のひとつの柱は、西雅秋です。
西は70年代から彫刻を制作し、国際的に活躍、高い評価をえている作家です。昨年は、神奈川近代美術館葉山館で「空と大地と記憶の造形」展を開催したほか、今年春には文化庁芸術選奨新人賞受賞しました。
西の作品は、作品を大地に埋める、水に浸す、大気にさらすことによって自然や時間の作用によって、人間と自然との関わりを表してきました。
今展では、森や湖といった大きな仕事の多い西が、現状復帰をしなくても良いという条件の下、会場を設えます。
9階にあるギャラリーの、銀座通りを京橋から新橋まで見下す眺望を生かし、ギャラリーの入口を新橋側に移し、銀座通り側からの採光、ネオンを採り入れるため、11mの壁にスリットのような窓を穿ちます。光と暗闇、記憶をテーマにしたインスタレーションです。

西 雅秋展
西 雅秋展
西 雅秋展
西 雅秋展
西 雅秋展
西 雅秋展

会場写真 INAXギャラリー2 2006



もうひとつの柱は、今夏新潟県で行なわれた「大地の芸術祭2006」の中で、過疎や地震によって空家になった民家や学校を再生して、そこにアーティストが作品展示を行なった「空家プロジェクト」の記録を展覧します。
民家の建築的な再生には安藤邦廣やプロスペクターなどの建築家が携わり、生まれ変わった民家に、クリスチャン・ボルタンスキーや日比野克彦といった国内外の美術家がインスタレーションを行ないました。 木造二階建ての二階部分の床を抜き、吹き抜けいっぱいにそびえる陶の煙突窯や囲炉裏、何軒分かの放置された民家の埃を集めてつくったリアルな山脈の作品や、周辺の樹木の葉を住民とともに色とりどりにフロッタージュして壁一面に貼った部屋、内外を鏡で覆った家など、それぞれの創造が家族の記憶を、家を、場を変容させ、まさに異空間にしたプロジェクトとして、「記憶と再生」のドキュメントをご覧いただきます。

栗田宏一

栗田宏一≪ソイルライブラリープロジェクト≫ 2006越後妻有アートトリエンナーレ 撮影:H.Kuratani



会場では「空家プロジェクト−生き続ける民家」展(会期:2006年7月22日〜9月24日会場:まつだい「農舞台」ギャラリー)から、このプロジェクトの写真、VTRを展示するほか、会期中「空家プロジェクト」に参加したアーティストになどよるトークなど、イベントを予定しています。詳細は追ってホームページにてお知らせ致します。

関連リンク 大地の芸術祭 -越後妻有アートトリエンナーレ2006-
作家略歴
1946 広島県生まれ。
1972 武蔵野美術大学彫刻科卒業
1979〜1980 アメリカ滞在
1989〜1990 パリ滞在
1993 現代日本彫刻展宇部市野外彫刻美術館賞受賞
1999 中原悌ニ郎賞優秀賞
2000 国際彫刻クワトロエンナーレリガ2000大賞
その他国内外での受賞多数

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