やきもの展 GALLERY3




展覧会案内

堀口彩花 展 -陶 HOLE-<br>Horiguchi Ayaka Exhibition

堀口彩花 展 -陶 HOLE-
Horiguchi Ayaka Exhibition

2014年1月9日(木)〜2月3日(月)

■ 休館日
水曜日
■ 開館時間
10:00〜18:00
■ 観覧料
無料

アーティスト・トーク  1月9日(木) 18:30〜19:00

プレスリリースpdf_icon_s.gif ※ご覧いただくにはAdobe Reader が必要です。

「Consious」2013
H1200×W2400×D400mm



展示会概要
堀口彩花の作品は陶芸の技術を使い、穴をモチーフに制作した立体作品です。作品は高さ120cm、幅240cm、厚さ40cmの大きさで、多数の穴が複雑に入り組み白い多孔質の岩壁のような迫力があります。テーマである「見る」という行為を幼い頃親しんだ手めがねの穴になぞらえて陶土をすべて手彫りして制作しています。本展では「Consious」(2013)と小品5点の6点が展示されます。本展は堀口彩花の個展初開催となります。


見どころ

@ 複雑に入り組んだ穴の造形
堀口彩花の作品「Consious」(2013)は、陶土の塊に手彫りで様々な穴を開けた24個のブロックを積み重ね、高さ120cm、幅240cm、厚さ40cmの大きさにつくられます。穴は複層的に掘られ、軽石や海綿、多孔質の岩肌のようなダイナミックな表情を見せます。隆起し埋没し楕円形に広がる穴のかたちには有機的で、泡や水しぶきのような柔らかなイメージもあります。

A 手めがねの穴をのぞく
誰もが子どもの頃に手めがねをのぞいて、よく見知ったものを暗い穴越しに見ると違ったもののように感じた体験があるのではないでしょうか。堀口は自らのそうした体験から、対象に対しての興味や、じっくりとものを見ることの重要性を制作テーマとしています。また、すべての穴をひとつひとつ手で彫ることにこだわっています。手めがねの象徴としての穴を彫りながら、のぞいた向こう側に何が見えるのか想像する、ワクワク感を未だ味わっているのかもしれません。

B 幾何学形態の小品
堀口彩花は、陶芸の技法を大阪芸術大学大学院で学びました。本展出品される「Consious」(2013)は修了制作展にも出品された作品です。このシリーズは2010年より制作され、本展ではここまでに至る掘口の小品5点も合わせて展示します。小品は大きなもので40cm四方ですが、陶土を立方体にして、その内側から削っていって生まれた直線的な作品や、部分的に切り取ったようなかたちなど、幾何学形態の美しさが見られます。

堀口彩花
堀口彩花

堀口彩花

堀口彩花

2014年1月セラミカ会場風景

◆セラミカノートはPDFをご覧下さい。
堀口彩花展セラミカ ノートpdf_icon_s.gif ※ご覧いただくにはAdobe Reader が必要です。
作家略歴
1988年 大阪府生まれ
2011年 大阪芸術大学芸術学部工芸学科陶芸コース 卒業
2013年 大阪芸術大学大学院博士前期課程工芸専攻領域 修了
展覧会
         
2011年 大阪芸術大学卒業制作展 研究室賞(大阪芸術大学・大阪)
ART RESCUE展(ギャラリーBIRD・大阪)
アートフェア京都2011(ホテルモントレ京都・京都)
第23回 日韓交流作品展(大阪芸術大学・大阪)
2011清州国際ビエンナーレ(韓国)
2011アジア現代陶芸・新世代の交換展(中国)
2012年 陶ISM2012 -若手陶芸家交流展-(古民家古木・栃木)
わんのかたち展(ギャラリーヴォイス・岐阜)
アート京都2012(ホテルモントレ京都・京都)
陶のかたち展(ギャラリー北野坂・兵庫)
Art&Design Fes(ウェスティンホテル大阪・大阪)
2013年 創立60周年記念未生流中山文甫会いけばな展(大阪高島屋グランドホール・大阪)
陶ism2013 -若手陶芸家交流展-(古民家古木・栃木)
陶のかたち展(ギャラリー北野坂・兵庫)
陶ISM in 笠間ギャラリーロード(茨城)

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