やきもの展 GALLERY3




展覧会案内

薄井 歩 展 -陶 パライソ-<br>Usui Ayumi Exhibition

薄井 歩 展 -陶 パライソ-
Usui Ayumi Exhibition

2013年9月2日(月)〜10月1日(火)

■ 休館日
水曜日
■ 開館時間
10:00〜18:00(9/2のみ13:00〜18:00)
■ 観覧料
無料

アーティスト・トーク  9月7日(土)17:30〜18:00

プレスリリースpdf_icon_s.gif ※ご覧いただくにはAdobe Reader が必要です。

「パライソ」2011
W8×D3×H5cm



展示会概要
薄井歩の作品は自然をモチーフに陶芸の技術を使って制作された立体作品です。自然界にある色やかたちをヒントに薄井自身がデザインしたモチーフで土を細密に彫り上げることによってつくられています。今展では21点の作品を展示します。


見どころ

@ 土の精緻な彫刻細工
薄井の東京での初個展開催となる今展では、薄井歩が4年前から制作している「パライソ」シリーズから18点の作品を展示します。自然界の珊瑚や貝殻、木の実を連想させる作品は、顔を近づけてよく見ると細密に彫られたレリーフ模様に埋め尽くされていることがわかります。繊細な表現を可能にしている高い技術と、虫眼鏡で自然を眺めたときのような自然への「センス・オブ・ワンダー」を感じさせる作品です。

A 自然界のデザインをモチーフにして
薄井歩の作品は、自然界のパターンをモチーフに自らのデザインを組み合わせた立体作品です。約10cmという小さな作品には、表面に彫られた模様の5mm下の層にさらに模様が彫られて重層的になっていたり、彫られた模様が1mmほどの線の集合体であったりと、精緻で端正な表現が用いられています。陶芸の技法を使い、土でかたちを成型し、掌の中でクルクルまわしながらヘラや針を使って模様を彫り、釉薬をかけ焼成してつくられています。骨を思わせる乾いた質感から、漆のような深い光沢のある色彩まで、多様なデザインも魅力です。

B テーマはパライソ=天国
薄井歩は、金沢美術工芸大学大学院陶芸コースで陶芸を学びました。薄井は視力が2.0あり、自らディテールが良く見えると感じています。金沢の周囲の豊かな自然を事細かに観察して1本1本の線、曲線、幾何形体の重なりや連なりから、現在の作品を着想しました。
タイトルの「パライソ」はポルトガル語で「天国」を意味し、薄井のこうした作品のような宝物がいくつも落ちている海辺をイメージしてつけられています。

薄井歩 薄井歩

薄井歩 薄井歩

薄井歩

2013年9月セラミカ会場風景

◆セラミカノートはPDFをご覧下さい。
薄井歩展セラミカ ノートpdf_icon_s.gif ※ご覧いただくにはAdobe Reader が必要です。
作家略歴
1987年 東京都生まれ
2006年 東京都立芸術高等学校美術科 卒業
2013年 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科 修了
展覧会
2011年 アジア現代陶芸の交感展(広東石湾陶磁博物館/中国)
薄井歩.百瀬玲亜 二人展−楽境−(カフェ&ギャラリーmusee/石川)
金沢美術工芸大学卒業制作展(金沢21世紀美術館/石川) 卒業制作大学買上
2012年 東アジアの当代陶芸交流展(新北市立鶯歌陶瓷博物館/台湾)
掌中の月展(ギャラリーアルトラ/石川)
個展(カフェ&ギャラリーmusee/石川)
2013年 個展(石川県立伝統産業工芸館/石川)
金沢美術工芸大学修了制作展(金沢21世紀美術館/石川)

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