お知らせ&トピックス


ものづくり工房のヴィクトリアンタイル展示  『ミランダ』     2011/09/15

ものづくり工房では19世紀にイギリスで製作されたヴィクトリアンタイルの復原に取り組んで来ましたが、今回は18世紀に実在した美貌の女性、エマ・ハミルトン夫人の肖像画をもとに作られたヴィクトリアンタイル『ミランダ』の復原試作品を展示しています。

 このタイルは、釉薬が単色であるにもかかわらず、美しい濃淡のコントラストが現れます。
その理由は、タイル素地が凸部の釉薬が薄く、素地が白く透けて見えるのに対し、凹部の釉薬は厚いため、濃く、深い色合いとなるためです。

 原画はモデルとなったエマ・ハミルトンがシェイクスピア劇「テンペスト」の『ミランダ』役に扮してポーズしている図をジョージ・ロムニーが描いた肖像画です。

 なおこのタイルのオリジナル品は「世界のタイル博物館」に展示されている深い暗褐色のタイルですが、今回の復原ではさまざまな色合いの釉薬を使ってそれぞれ印象の異なる『ミランダ』を試作、展示しています。




 オリジナル品                 復原品
ミランダオリジナル品
ミランダ復原品


 復原品展示風景
ミランダ復原品展示写真









ページの先頭へ

LIXIL Link to Good Living

Copyright © LIXIL Corporation. All rights reserved.