土の魅力を楽しみたい人 集まれ!!
光るどろだんごづくりの教室を2006年10月から始め、20万人以上の方に体験をしていただいています。
塩瀬先生は、京都大学でデザインの研究をされ、全国各地で子ども向けのユニークなワークショップを数多く手掛けていらっしゃいます。
今回の研究テーマは、「調達と調合」です。
「調達」とは、陶芸家や職人さん、会社の人たちが必要な土を全国、全世界に探しに行って土の性質を調べて集めてくることです。 「調合」とは、良いものを作るために性質の違う土を混ぜ合わせる事です。この二つを覚えて最後にどろだんごを作ります。
2種類の土を土置き場から採取して比べてみます。 手のひらにのせて指でこすって見たり、虫眼鏡で観察したり。 気付いた事をワークシートに記入します。
どちらの土がだんごにしやすいかな。予想をたててだんごにしてみます。
粒が細かい方がだんごにしやすい事がわかりました。 粒の細かい土の見つけ方の紹介をします。 土の塊を手に取って、スプーンの背中を押し付けます。粒の細かな土は、押し付けた部分が少し光ります。 4種類の土をそれぞれスプーンを使って調べてみて、自分が使いたい土を選びます。
トイレになる土(本山粘土)、東京駅のタイルの土(冨貴赤土)タイルになる土(神明白土)信楽焼のタヌキになる土(信楽粘土)の中から自分の好きな土を選びます。それと山砂か赤シャモットのどちらか選び8:2の割合で調合します。 ここにスパイスを一つまみ加えます。愛知県常滑市「土管の土」、愛知県小牧市「桃畑の土」、京都市「桂離宮の土壁の土」、新潟県十日町市「泥染めに使う土」、鹿児島県霧島市「火山の土」、ロシア「日本画の絵の具になる土」6種類の中からどれか一つ選びます。
オリジナルの調合でいよいよどろだんごにしてみます。
作ったどろだんごに名前を付けます。 「東京駅トイレ桃」「モモタイルタヌキ」楽しい名前がたくさんできました。 ワークシート(博士用メモ)にまとめます。
今日の研究は、ここまでです。家に持って帰ってからだんごが硬くなったら、金具を使って形を整えてフィルムケースの口で磨きます。
最後に館長のご挨拶で研究所を閉所しました。新しい発見と気づきを研究を通してできたのではないでしょうか。 10月7日(土)、11月11日(土)にもどろだんご研究所を開所する予定です。あなたもどろだんごの博士になってみませんか。 |