土の魅力を楽しみたい人 集まれ!!
9月28日。少し肌寒い曇り空の下、「自分でつくろう!土壌モノリス」のワークショップを開催しました。 講師の大倉利明さんの説明を聞いた後、皆で手分けして作業に取り掛かりました。 土壌断面に霧吹きで水を吹き付け、水に反応するポリウレタン系の樹脂をまんべんなく塗ります。 樹脂を塗った上から寒冷紗を押さえるようにして張り付け、カーペットピンで留めます。 寒冷紗の上からポリウレタン樹脂を再度塗り、一時間ほど乾かします。 乾くまで、採取する土壌の調査を行いました。 皆、熱心に大倉さんの説明を聞き、土壌断面調査表に書き込んでいきます。 この土壌の母材は砂で、砂50%、粘土10%、シルト40%の割合と思われます。 さて、いよいよ土壌モノリスの採取です。 受け手は、めくれた土の重みをずっしりと感じながら、必死に抱えます。 午後は、作業会場をものづくり工房に移し、モノリス製作です。 板にポリウレタン樹脂を塗り霧吹きで水を拭きつけ、土壌を張り付けます。 土壌モノリスは本来、地表面から採取した土壌の標本ですが、土の模様が濃く綺麗に出ている部分を板の中心に配置して、上下を切り落とそうとする人も居ました。 採取の際に上手く土がはがれず穴が開いてしまった部分に接着剤を塗り、同じ色味の土を乗せて表面を補修していきます。 採取した自然な状態のままが気に入った人、表面のお化粧直しに余念の無い人・・・思い思いに土と対話していました。 余分な土を刷毛で払い、水で溶いた木工ボンドを霧吹きで表面に吹き付けます。 木工ボンドを乾かしている間、開催中の『モノリス・真下の宇宙』展の説明を、大倉さんにしていただきました。 完成したモノリスと一緒に記念撮影。参加者の皆さん、お疲れ様でした! |